【みんなの悩み】ワンちゃんの耳のトラブル

ワンちゃんの耳は、「外耳」「中耳」「内耳」にわけられ、それぞれの部位に炎症が起こるのが耳の疾患です。

細菌や真菌(カビ)などの繁殖、耳ダニなどの寄生虫、アトピーやアレルギーなどの過敏症、異物混入や腫瘍(しゅよう)などによって炎症が起こります。

多くは外耳炎から波及して鼓膜の奥にある中耳まで炎症が起こり、中耳炎となります。

軽度の中耳炎の症状は、ほとんど外耳炎と同じで、治療方法もほぼ同じです。

さらにその奥にある内耳まで炎症が及ぶと内耳炎になります。

中耳炎や内耳炎が重症化すると、ワンちゃんの歩き方に異常が発生したり、平衡感覚がマヒすることもあります。

耳の病気にかかりやすい犬種

垂れ耳の犬種(コッカー・スパニエル、レトリーバー、ダックスフンドなど)や、外耳道に毛が密に生えている犬種(テリア、プードルなど)、もともと皮膚が弱い犬種(フレンチブルドッグなど)などがかかりやすいといわれていますが、耳の疾患はどの犬種でも発生するポピュラーな病気です。

治療方法

多くの場合は耳の洗浄に加え、多くは点耳薬ですが、場合によっては内服薬をもちいることもあります。

軽度であれば1週間ほどで良化しますが、炎症が強い場合や慢性化している場合は治療が長期化することもあります。

治療代はどれぐらいかかるの?

症状が軽い場合は、耳の洗浄のほか点耳薬を1本処方される程度で済み、通院回数にもよりますが、再診代とあわせて2,000~3,000円ぐらいだそうです。

症状が重い場合にはさらに処置代がかかります。

通院が2カ月ぐらい続いたり、内服薬が1日150円~200円かかると、トータルで1万円を超えることも少なくありません。

飼い主さんの負担も大きくなりますね。

そのためにも、ペット保険に加入しておくことをおススメします。

治療が長引くと経済的にも心配になりますが、ペット保険に加入しておけば高額の治療代でも安心ですね。

異変を早く発見することがポイント

症状が悪化する前に早期発見することが重要です。

耳のなかを覗いてもわからないことが多いですが、耳が赤かったり、触れられると痛がったり、異臭がする場合は疾患の可能性があります。

また、ワンちゃんが耳のあたりを気にしていたり、執拗に首を振ったり、頭を傾けるしぐさをみかけたら、動物病院に行きましょう。

病院では内視鏡の検査によって、異常があればすぐに発見してもらえます。

外耳炎は再発することも多いため、梅雨の時期などはこまめに観察するようにしましょう。

また、病院で定期的に診てもらうことで、早期に炎症を見つけて重症化しないようにするのも1つの方法です。

普段のケアでは、耳を清潔に保つために耳掃除は必要ですが、傷をつけてしまって炎症を起こすこともありますから、くれぐれもやり過ぎないように気をつけてくださいね。

また散歩やドッグランでダニを拾ってしまう場合もありますから、ダニ対策の薬やグッズなども効果的に利用してください。