【種類と費用は?】ワンちゃんの予防接種

お宅のワンちゃん、注射は好きですか?

当然、大嫌いですよね💦💦

でも、予防接種は避けて通れないもの。

嫌がるワンちゃんを、あの手この手で騙して連れていくことになります。

犬の予防接種は、大きく分けて2種類あります。

接種が義務付けられている「狂犬病予防接種」と、任意でおこなうその他の感染症予防接種です。

予防接種には、大切な愛犬を感染症から守るだけではなく、犬から犬、犬から人に感染させることを防止する役割もあります。

ドッグランやペットホテルなど、複数のワンちゃんが集まる施設を利用する場合は、狂犬病予防接種をしていないと利用を断られるケースもあります。

狂犬病の予防接種は飼い主の義務

狂犬病予防法によって、年に一回、飼い犬に狂犬病の予防接種を受けさせることが義務付けられています。

狂犬病は犬だけではなく、人間などほとんどすべての哺乳類に感染する「人獣共通感染症」です。

発症すると治療法はなく、人間もワンちゃんもほぼ100%死に至ります。

現在、狂犬病は日本国内では撲滅されたといわれていて、海外で感染して日本国内で発症した事例があるのみで、日本国内での狂犬病発生事例は50年以上報告されていません。

しかし中国や東南アジアなどでは、いまでも毎年100人以上が狂犬病で亡くなっています。

後進国への旅行をする場合は狂犬病のワクチン接種をしましょう。

狂犬病の予防接種はいつ受けるの?

狂犬病の予防接種は、自治体による集団接種と、動物病院での個別接種があります。

集団接種については、市町村に登録されている犬の鑑札情報にもとづいて、飼い主さんに案内が送付されます。

実施期間は4月~6月ですが地域ごとに日程が異なり、費用は3,000円程度です。

集団接種に行かない場合は動物病院で個別接種することもできますが、費用は病院によって異なり、たぶん集団接種よりも高額になると思います。

混合ワクチンで予防できる感染症

任意で受ける感染症予防接種は、混合ワクチンです。

混合ワクチンは組み合わせによって、最大11種混合まであり、複数の病気に効果的なワクチンを組み合わせて一度に接種します。

このうち、すべての犬に接種が勧告されているワクチンは「コアワクチン」、生育環境によって接種を推奨されているワクチンは「ノンコアワクチン」と分類されています

コアワクチンで予防できる感染症

①犬ジステンパー

感染した犬の目ヤニ、鼻水、唾液、くしゃみなどの飛沫物によって感染します。

初期症状は目ヤニ、鼻水、発熱、食欲の低下などで、重篤化すると麻痺や痙攣などの症状が出ます。

致死率は50~90%と高く、発症すると有効な治療法はありません。

完治しても神経症状などの後遺症が残ることがあります。

②犬伝染性肝炎

感染した犬の鼻水や唾液、排泄物に接触することで感染します。

嘔吐や発熱、下痢、腹痛などの症状が表れます。

軽症の場合は鼻水が出る程度ですが、重篤化すると肝臓の機能不全や低血糖に由来する神経症状が起こることもあります。

③犬アデノウイルス(II型)感染症

咳やくしゃみなど風邪に似た症状が出ます。

「犬伝染性肝炎」よりも症状が軽く、致死率も低いとされています。

④犬パルボウイルス感染症

感染した犬の便や嘔吐物に接触して感染します。

激しい下痢や嘔吐、発熱、脱水症状などが表れ、重症になると血便が出ることもあります。

ショック症状を起こして死に至ることもあり、特に子犬の致死率が高くなっています。

妊娠中のメス犬が感染すると、流産や死産の原因になります。

ノンコアワクチンで予防できる感染症

①犬パラインフルエンザウイルス感染症

咳や発熱、鼻水などの重い風邪のような症状が出ます。

単独での致死率はあまり高くありせんが、他の感染症との複合感染で症状が重くなります。

②犬コロナウイルス感染症

感染した犬の排泄物に接触して感染します。

病原性が弱いので、成犬の場合は感染してもほとんど症状が現れませんが、犬パルボウイルス感染症などのウイルスと複合感染すると重篤な状態になることがあります。

③犬レプトスピラ症

感染した動物の尿で汚染された土や水を口にしたり、また触れたりすることで感染します。

症状が出ない「不顕性」、腎炎や出血性胃腸炎などになる「出血型」、痙攣や嘔吐、黄疸などが出る「黄疸型」があり、人間にも感染する「人獣共通感染症」です。

飼育環境によって混合ワクチンの種類を選ぼう

どの組み合わせの混合ワクチンを接種すれば良いのかは、一概には決められません。

室内犬であるか室外犬であるかでも判断は異なります。

獣医師と相談した上で混合接種の内容を決めるといいいでしょう。

接種にかかる費用は?

ワクチンによって作られる免疫は、そのまま一生持続できるわけではありません。一般的には、生後1年までの子犬期に3回、その後1年~数年に1回、継続して接種します。

費用については、ワクチン2種混合で3,000円~5,000円程度、7種以上になると7,000円~10,000円程度です。

ワクチン接種は病気の治療ではなく、「予防行為」にあたるため、ほとんどの場合ペット保険の対象外となっているので注意してくださいね。