主従逆転現象

群れで生活していた犬は、群れの中で主従関係を築く動物です。

犬の行動を制御するためには、犬を飼い主さんの指示に従わせなければなりませんが、犬は自分より強いリーダーの指示にしか従いません。

犬が飼い主を頼れるリーダーだと認めなければ、犬自身がリーダーとして振る舞い、飼い主さんの指示を聞かなくなってしまいます。

この現象は「権威症候群」と呼ばれていて、現在は学術的に否定的な意見が主流なのですが、実際に主従関係が破綻している事例は多いので、「主従逆転現象」として話をすすめていきます。

主従逆転するとどうなるか

散歩の際にワンちゃんが飼い主さんよりも前を歩いたり、食事を欲しがって鳴く、家の中でマーキングする、家族以外の人に吠える、インターホンが鳴ると吠えるなどの問題行動の原因は、主従関係の逆転である可能性が高いといわれています。

多くは適切なしつけができていないことに起因しますが、関係性が悪化すると、家族に向かって牙をむきだして威嚇し、ときに攻撃してくることもあります。

ここまで関係性が悪化してしまうと立て直すのは大変です。

問題行動の多い犬種

基本的にアクティブで頭のいい犬種に問題行動が多く発生する傾向があります。

その代表格がボーダーコリーとビーグル、トイプードルです。

この子たちを健全なファミリーの一員として育てるためには、ひとえに成長期のしつけが重要です。

ワンちゃんとの主従関係をチェックする方法

1.名前を呼ぶ

最初にチェックしたいのは、名前を呼んだ時の反応です。

ワンちゃんの名前を一度だけ呼び、反応するかどうかを確認してください。

何度も呼んでやっと反応するようなら主従関係が逆転している可能性があります。

2.体に触れてみる

犬は気を許した相手でないと体を触らせません。

ここで飼い主さんに試してもらいたいのは、口元や足先に触れてほしいということです。

敏感な口元や足先に抵抗なく触らせてくれれば、正常な主従関係ができているといえるでしょう。

3.具体的な指示を出す

犬にとってリーダーの指示は絶対です。チェック方法は何か1つ犬に指示を出してみてください。

「おすわり」とか「お手」のような単純なものでもOKです。

飼い主さんの目をみて、一度の指示で従えば合格です。

4.仰向けにする

ワンちゃんを仰向けにして反応を確認しましょう。

犬のお腹は最大の弱点なので、ここをさらけ出す時にどのような反応をするかで主従関係をチェックすることが可能です。

じっとおとなしくしていれば合格ですが、嫌がったり逃げたりするなら不合格です。

5.またがってみる

飼い主さんがワンちゃんにまたがってみて、ワンちゃんの反応をチェックします。

これはマウンティングできるかどうかのチェックです。

正しい主従関係の構築

犬にとっての主従関係とは、単に力の強さだけでつくられるものではなく、信頼関係が基本になければなりません。

このリーダーの判断は正しい、このリーダーの指示に従っていれば安全だということを実感できなければ犬はむしろ不安になり、その不安心から問題行動を引き起こします。

落ち着いた態度と声で悠然とふるまい安心感を与えることがリーダーに求められる資格だと思います。

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