分離不安症について

飼い主さんの姿が見えなくなると、不安を強く感じて動揺したり落ち込んでしまうワンちゃんがいます。

家族や同居犬から離れてひとりぼっちにされることをひどく嫌がり、一人にされて寂しがっている愛犬の様子をみると、飼い主さんとしても、仕事や何かの用事のために外出するのも、まるで後ろ髪を引かれるような気持になってしまって、居ても立っても居られない気分になってしまいます。

分離不安症の症状

飼い主さんが離れたときに起こる犬の分離不安の行動は、すねたりクンクン鳴いたりするだけではありません。

分離不安の場合は、しばしば破壊行動や自傷行為として現れることがあります。

家の中で粗相をしたり、周りのものをズタズタに引き裂いたり、外に出ようとして自分自身を傷つけることさえあります。

そのほかにも、やたらと鳴いたり、食べたり飲んだりするのを拒絶するという行動も見せることがあります。

1.必ずしも分離不安症ではない場合も

これらの症状の多くは分離不安とは別の問題を反映しているケースもあるため、正しく見極めることが難しいことも事実です。

たとえば、飼い主さんがいないときに家の中で粗相をする場合は、トイレトレーニングがうまくいっていないとか、身体的な病気のために失禁するなど、何かほかの原因も考えられます。

留守中に部屋で暴れるのは、単に性格がやんちゃなだけかもしれませんし。

2.典型的な分離不安症の原因は逃避願望と恐怖心

分離不安の場合に起こる、たいていの破壊行動は逃げたいという願望に顕著に現れます。

たとえば壁紙を噛んだり引っ掻いたりする行為は、犬の分離不安の特徴である「どうしても外に出たい」という気持ちの表れと考えることもできます。

その逃避願望の根本には、恐怖心があると考えられています。

きっかけになった出来事を考えてみる

分離不安症が生まれる原因には、きっかけになった出来事がある場合が多いと考えられています。

飼い主と一緒にいるのに慣れていた犬が、初めてひとりぼっちにされた。

初めての慣れない保護施設やペットホテルで過ごした時間がトラウマになった。

家族やペットが亡くなるなど、家庭内の環境が突然変化した。

飼い主さんは過去にこのような経験がなかったかどうかを振り返って、原因を探してみてください。

対策あれこれ

1.原因を確定して取り除く

分離不安に陥っていると思われるときは、「恐怖」を克服するための手助けが、解決の鍵となります。

きっかけになった出来事がみつかれば、その不安を取り除くことで、問題解決の第一歩になるかもしれません。

2.生活に刺激を与える

ワンちゃんに精神的、身体的刺激をたくさん与えることが重要だという指摘もあります。

フードのおもちゃやパズルといった精神的な刺激になるおもちゃは、飼い主さんの不在から気持ちをそらすのに役立ちます。

いつも愛情を注いであげてください

飼い主さんが一緒にいられるときは愛犬に充分に愛情をかけてあげてください。

不安の原因がはっきりしない場合もあると思いますが、飼い主さんが不在のときでも安心できるということをわかってもらうのです。

なかなか分離不安が改善しない場合には、獣医師さんやブリーダーさんに相談することも検討してみてくださいね。

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