犬の水頭症

人間や犬の脳は頭蓋内の脳脊髄液に浮かんでいます。

これは軟らかい臓器である脳を衝撃などから保護する仕組みです。

水頭症とは、この脳脊髄液が異常にたまり、脳を圧迫して脳の正常な構造や機能が害されてしまう病気です。

水頭症の原因

水頭症はワンちゃんの難病のひとつといわれ、原因のほとんどは遺伝的なものです。

先天性の水頭症疾患は、チワワ、トイプードル、マルチーズ、ポメラニアン、ヨークシャーテリアなど小型犬種や、いくつかの大型犬種にもみられます。

症状がはっきりと現れるようになるのは2〜3ヵ月齢以降が多く、1歳になる頃までに診断されることが大半です。

一方で後天性のケースは、脳腫瘍、脳梗塞や外傷などによって壊死して生じた空間に脳脊髄液が流れ込むことによって脳が圧迫されて発症します。

水頭症の症状

初期症状によくみられる症状には、ふらつき、旋回運動、てんかん発作、視力障害などがあります。

ときに攻撃性をしめしたり、沈うつを示すような行動異常が生じることもあります。

トイレトレーニングやしつけなどの学習能力が低くなることもよくあります。

症状が進むと失明、歩行障害がみられ、重症例では痙攣発作、昏睡状態を起こすこともあります。

治療方法

薬剤での内科療法と手術による外科療法がその重症度によって選択されます。

1.軽度の場合

水頭症の症状が軽度だったり、初期治療の場合は、投薬による内科療法によって脳圧を下げる治療や、脳脊髄液の流入を抑える治療がおこなわれます。

薬によるコントロールがうまくできれば、元気な状態を長期間保てるケースも少なくありません。

2.重症の場合

重症のケースや薬物での対処が難しい場合は、手術をおこなうこともありますが、実際に手術が可能な動物病院は多くありません。

脳室内の脳脊髄液を腹腔に流す管を設置するというかなり難易度の高い手術になりますが、手術を受けたあとに脳圧を正常に保つことができれば、予後は悪くないといわれています。

まとめ

先天的な水頭症の場合は、完治は難しいと考えられています。

とくに小型犬種については、事前に健康診断を受診して遺伝性の課題を把握しておくことをおススメします。

かりに先天性異常が発見された場合でも、発症初期の段階に適切な治療がおこなわれれば、症状を和らげてあげることが可能なはずです。

後遺症としては、運動障害や知覚障害などが出てくることです。

とくに注意しなければならないのが頭の損傷です。

身体がふらついて頭をぶつけることで頭にダメージを受ける危険があり、衝撃によって脳脊髄液が流れ込んでしまう可能性があります。

事故防止のためには飼い主さんの見守りが欠かせません。

そしてワンちゃんに対してあまり興奮させない様に接してください。

水頭症のワンちゃんが普段の生活をおくるためには飼い主さんの補助が必要です。

日頃愛情をたくさん注いで、愛犬の心と体を癒してあげてくださいね。

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