犬の睡眠時間

自宅でのんびり寝ているワンちゃんが羨ましいと思うことがありますよね。

ところが、知っていそうで知らないのが、ワンちゃんの睡眠時間です。

ワンちゃんの睡眠時間は年齢や犬種によっても違いがあります。

みなさんの愛犬が毎日どれぐらい寝ているのか、確認しておきましょう。

年齢による睡眠時間の違い

犬の年齢によって必要な睡眠時間は変化します。

1.成犬の睡眠時間

一般的に成犬の平均睡眠時間は、12~15時間程度だといわれています。

実に1日の半分以上、眠っていることになりますね。

この長い睡眠時間が犬の体をしっかりと休め、活動のためのエネルギーを蓄えることにつながるのです。

2.子犬の睡眠時間

パピーの場合は、成犬よりも長い睡眠時間が必要です。

大体18~19時間だといわれていて、1日のほとんどを寝て過ごします。

好奇心旺盛で走り回るパピーの場合、エネルギーの消耗も激しく、体力を回復するために、より長い休息時間が必要になるわけです。

3.シニア犬の睡眠時間

シニア犬も成犬よりも長めの睡眠時間が必要で、成犬時から歳を重ねるごとに睡眠時間が長くなっていきます。

体力の衰えとともに、やがては1日のほとんどを横になって過ごすようになります。

犬種による睡眠時間の違い

比較的長い睡眠時間を必要とするのは、セントバーナードなどのマスティフ系の超大型犬です。

身体の大きさに比例してエネルギー消費量も大きくなるので、回復までの時間がながくなるからだといわれています。

睡眠時間が短いのが、シベリアンハスキーやボーダーコリーといった作業犬です。

仕事をこなすための長時間の活動に適応するために、睡眠時間が短くなったといわれています。

ワンちゃんの睡眠時間が長くなるわけ

犬の睡眠時間は、野生時代の習性が反映されています。

野生時代の犬は夜行性でしたが、人間と生活するようになって狩りをする必要がなくなったため、睡眠のリズムも人間にあわせるように対応していきました。

ところが、昼間睡眠を摂るという野生時代の習性を残したまま、夜も眠るという生活スタイルになって、昼夜ともに寝て過ごすようになっていったのです。

人間の場合は、約90分のサイクルでレム睡眠(眠りの浅い睡眠)とノンレム睡眠(深い睡眠)を繰り返していますが、犬の場合は、80%以上がレム睡眠だといわれています。

これも野生時代の名残で、外敵から襲われる危険に備えてすぐ起きられるように浅い眠りが多くなっているのです。

睡眠不足になるとどうなるか

慣れない環境や何らかの要因で寝不足になると、ワンちゃんにストレスがかかります。

睡眠不足はワンちゃんの肉体と精神に悪影響を及ぼし、寿命を縮めてしまう可能性もあるんです。

外部からの刺激が多かったり、不快な環境におかれたりすることは、正常な睡眠にも多大な影響を及ぼす場合がありますから、注意してあげたいですね。

正しい睡眠は健康のための第一歩

まずはワンちゃんがぐっすり眠れる場所を用意してあげてください。

家族と一緒に過ごすのが好きなワンちゃんが多いので、寝床は家族集まるリビングなどに用意してあげるのがおすすめです。

あごを乗せて眠れるまくらもオススメのグッズです。

体のなかで一番重いパーツである頭を支えている首回りは疲労しやすいので、首の下にクッションを置いてあげるとリラックスできます。

また、快適な睡眠のためには、適切な室温管理も重要なポイントです。

子犬やシニア犬は体温調節がうまくできないので、夏場のクーラーによる冷やしすぎや冬場の冷えにも注意しましょう。