アフガンハウンドの特徴とかかりやすい病気を解説

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犬とねこ

アフガンハウンドは、ロングヘアをなびかせて走る姿が大変美しい犬です。

スピード感のある走りと、高貴さを兼ね備えた犬種は、アフガンハウンド以外にはないといっても過言ではないでしょう。

表情にも威厳と鋭い精悍さを感じさせる唯一無二の存在です。

アフガンハウンドの歴史

アフガンハウンドは、その名の通りアフガニスタンを原産国とする犬種です。

現存する犬種の中でも最も古い犬といわれていて、ピラミッドやパピルス、壁画などの歴史的な記録物にもアフガンハウンドらしい犬の存在が認められます。

アフガンハウンドはエジプトやアフガニスタンの王族たちの間で飼育され、当時から猟犬として活躍していました。

アフガニスタンの山岳や砂漠地帯の気温差の激しい環境に順応するために、独特の長い被毛を持つようになったと考えられています。

18世紀にイギリスに持ち込まれ、猟犬としての活躍のほか、その美しい容姿から、世界の富裕層を中心に広く飼育されるようになりました。

アフガンハウンドの性格

アフガンハウンドは穏やかな性格ですが、独立心旺盛で束縛や強制を嫌います。

あまり感情を外に表さず、頑固でマイペースですが、友好的で寂しがりやの一面もあります。

プライドが高くてしつけが難しく、かつて「世界で最も頭の悪い犬」と酷評されていたこともあります。

初心者にはハードルが高い犬種なので、ドッグトレーナーさんに相談しながら訓練をおこなうといいでしょう。

アフガンハウンドに非常に多い病気

拡張型心筋症

大型犬に見られる心筋症のほとんどがこの拡張型心筋症です。

心筋が薄く伸びて収縮力が弱まり、血液の循環不全を起こします。

オスに多く発症が多く見られるのが特徴的で、遺伝性の要因があると考えられていますが、はっきりとした原因は不明です。

食欲低下や、体重の減少、運動を嫌がるなどの症状がみられます。

重篤化すると循環不全による肺水腫や呼吸困難を起こし、失神したり、突然死するケースも見られます。

残念ながら発症自体を予防する方法はなく、早期発見により症状を軽減し、進行を遅らせる治療となります。

治療は血管拡張薬や強心剤、抗不整脈薬などの投薬をおこないます。

日常生活では、激しい運動を避け、心臓病用の療法食を利用することによって塩分の摂りすぎを防ぎます。

胃捻転

大型の犬種に多く見られる病気です。

胃が拡張してねじれを起こすことで発生します。

胃や周囲の血流が遮断されて急激なショック状態に陥り、突然死することもある緊急性の高い病気です。

一気食いや水のがぶ飲みと、その直後の運動による胃拡張が主な原因です。

散歩や運動の直後や早朝に発生することが多く、急激にぐったりとし、嘔吐をしたくても吐けない状態になり、多量のよだれを流します。

その後、呼吸困難や脈圧が低下するなどのショック症状を起こします。

胃捻転予防のためには普段の食生活に注意しましょう。

一回の食事で沢山の量を与えすぎたり、早食いをしたり、食後すぐに運動をさせないようにしましょう。

外耳炎

外耳の皮膚に炎症が起こる病気です。

アフガンハウンドのような垂れ耳の犬種にはとくに多く見られます。

治療が遅れると慢性化する場合があるので注意が必要です。

普段から耳を清潔に保つことによって予防できますが、間違った方法での耳掃除をすると、キズがついて、外耳炎を引き起こす原因になる場合もあります。

アフガン脊髄症

脊髄の神経細胞が変性することで機能障害が現われる病気で、遺伝性疾患と考えられています。

麻痺が後肢から前肢、さらには呼吸器へと進行しますが、痛みを伴わないのが特徴です。

現時点で有効な治療法は報告されていません。

股関節形成不全

関節軟骨の変化によって、痛みの症状があらわれる進行性の関節疾患です。

とくに中高齢以上の大型犬に発生が多く、そのほとんどは加齢に伴って発生する原発性変形性関節症です。

この病気を完治させる治療法はなく、消炎鎮痛剤の投与やレーザー療法などによる痛みの管理が主な治療となります。

肥満は変形性関節症の発症原因です。

体重オーバーにならないように日頃から体重管理を心がけましょう。

まとめ

アフガンハウンドはしつけが難しい犬種です。

さらに、タフな運動欲求に応える体力と、美しい姿を保つための自宅でのブラッシングやシャンプー、トリミングサロンへ通うといった時間と財力も要求されます。

飼育のハードルが相当高い犬種であるといえるでしょう。

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