アメリカンコッカ―スパニエルの特徴とかかりやすい病気を解説

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犬とねこ

ディズニー映画「わんわん物語」のモデルになったことがきっかけで、世界中で人気を博した犬種です。

明るく社交的な犬で、アメリカではメリー・コッカー(陽気なコッカー)という愛称で呼ばれています。

かつては非常に人気のある犬種でしたが、手入れの大変さから、現在は一時ほどの人気はなくなっているようです。

アメリカンコッカ―スパニエルの歴史

スパニエル系の犬の歴史は古く、14世紀には祖先犬と思われる犬の存在が確認されています。

その名の示す通り、スペインからヨーロッパ各国に広がった猟犬で、各地で猟の用途別に選択交配されていきました。

1620年にメイフラワー号に乗ってイギリスからアメリカへ渡った最初の移民が連れていた犬の中に、イングリッシュコッカースパニエルがいました。

その犬がアメリカンコッカースパニエルのルーツだと伝えられています。

アメリカンコッカ―スパニエルの性格

初対面の人間にも社交的で、陽気で楽天的な性格です。

吠えることが少ない犬種で、集合住宅での飼育にも適しています。

興奮し過ぎることが少なく、飼い主さんの指示を理解する賢さをもつ犬です。

ただし、スパニエル系の犬種には急に攻撃的になる犬も多いので、性格の一部として心得ておく必要があります。

アメリカンコッカ―スパニエルに非常に多い病気

皮膚疾患が多く、「耳と皮膚のトラブルがないアメリカンコッカースパニエルはいない」といわれています。

外耳炎

垂れ耳のアメリカンコッカ―スパニエルに多いのが、外耳の皮膚に炎症が起こる外耳炎です。

手入れが行き届かないことにより悪化するケースがあるので、慢性化しないようにケアしてくださいね。

普段から耳を清潔に保つことで予防が可能ですが、間違った方法で耳掃除をすると、キズがついて、その部位から外耳炎を引き起こす場合もあります。

脂漏性皮膚炎

アメリカンコッカースパニエルは遺伝的に皮脂が多く、体臭が強い犬種といわれています。

皮脂の過剰な分泌を原因とする、脂漏性皮膚炎を発症するケースが多く見られます。

主な症状は激しいかゆみや体臭、ベタつき、脱毛、発疹、紅斑などさまざまで、二次的に外耳炎を併発することがあります。

食生活や生活習慣の改善が有力な予防方法です。

暑い時期の被毛のカットやブラッシング、シャンプーなどをこまめにおこないましょう。

拡張型心筋症

心臓の筋肉の収縮力の低下によって血液を全身に送る力が弱まる病気です。

大型犬によくみられますが、アメリカンコッカースパニエルも遺伝的に発症例が多い犬種です。

初期症状はなく、重症化した場合に不整脈や肺水腫など心臓や呼吸器の症状が出始めます。

症状が出た段階ですでに重症になっている場合が多いので、定期的な健康診断による早期発見が望まれます。

治療は主に内科療法で、血管拡張薬や強心剤、むくみを取るための利尿剤が処方されます。

膝蓋骨脱臼

後脚の膝の骨が、大腿骨のくぼみから外れる(脱臼する)症状で、小型犬種によく見られます。

オスよりもメスの発症例が多く、膝関節周辺の筋肉や靭帯の先天的異常が原因で発生するといわれています。

軽症の場合は飼い主さんが気づかないことも多く、小さな脱臼を繰り返して関節炎を発症したり、悪化すると骨が変形してしまう場合があります。

スキップするような動きや、足を引きずる、遊んでいて急に鳴いて痛がるなどの症状を見つけたら、すぐに獣医さんに相談して治療を開始しましょう。

チェリーアイ

犬の目には、上下の瞼以外に目頭の内側に瞬膜(第三眼瞼)という第三の瞼があります。

第三眼瞼腺は瞬膜の内側にある組織で、腫大すると飛び出して腫れあがります。

その赤く腫れた状態がさくらんぼのように見えるので、チェリーアイと呼ばれています。

目の不快感で犬が目をこすって、結膜炎や角膜炎を併発することがあります。

チェリーアイは遺伝性の関与が考えられていて、1歳未満の若齢の犬に発症が多くみられます。

治療は点眼薬や内服薬の投与により露出した第三眼瞼腺の炎症を軽減させますが、再発をくり返す場合は外科手術をおこないます。

まとめ

アメリカンコッカースパニエルは活発な犬種です。

飼育は朝晩の散歩や遊びの時間を確保できる人に向いています。

留守番の時間が長い場合に問題行動を示すことがあるので、飼い主さんや家族と過ごせる賑やかな環境での飼育がベストです。

美しい毛並みをキープするためには毎日のブラッシングや定期的なトリミングも必要です。

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