夜中にペットの具合が悪くなったとき、どうしたらいいでしょうか?
かかりつけの動物病院はとっくに診療時間外、途方に暮れてしまいます・・・💦
そのような緊急時に対応してくれるのが「救急動物病院」です。
救急動物病院とはどのような病院か
最近は日曜日や祝日も診察してくれる動物病院が増えてきました。
また、夜中に急病のペットを診てくれる救急動物病院もだんだん増えています。
救急動物病院には、24時間営業のほか、往診スタイル、地域の獣医師会に所属する獣医師さんが交代で診療しているケースなどがあります。
かかりつけの動物病院によっては診療内容を共有できる提携病院がある場合があります。
そのような提携病院が近くにあればベストですが、インターネットにもたくさん情報が載っていますので、自宅近くの救急病院を検索しておくといいでしょう。
救急動物病院での治療
救急動物病院では、日常の予防注射や相談受付などはやっていません。
ケガや急病の検査と応急処置が中心になりますが、重症の場合は緊急手術や入院治療をすることもあります。
その場合は一旦夜間救急動物病院で入院、治療をして、その後に、かかりつけの動物病院へ移動して引き続き治療をしてもらうことになります。
不慮のケガや急病の備えをしておくことが重要
ペットの専用ノートを準備しておこう
予防接種や病気の治療歴、使用中の薬などを記録した専用ノートをつくっておくと健康管理に役立つだけでなく、初めて診察を受ける救急病院でも、緊急時の処置がスムーズになります。
緊急時には飼い主さんが動揺して、これまでの病歴や使っている薬などをすぐに思い出せないことがありますので、いざという時のためにノートを準備しておくと便利です。
旅先での急病にも備えよう
休暇を利用して犬を連れて旅行をすることもあると思いますが、ワンちゃんが急に体調を崩したり、ケガをして楽しい旅行が台無しにならないように、あらかじめ準備をしておきましょう。
旅行前の準備としては、乗り物酔いをするワンちゃんには酔い止めの薬を、お腹を下しやすいワンちゃんには下痢止めの薬を獣医さんに処方しておいてもらうとよいでしょう。
救急キットも忘れずに準備しましょう。
旅行先では気候の変化で体調を崩すことがあります。
とくに暑い時期には熱中症に注意が必要です。
また、旅行中でも、なるべく食べ慣れた食事を与えるようにしましょう。
屋外で毒草や異物を食べたとか、ダニやヘビに噛まれたなど、アウトドア独特の危険にも留意する必要があります。
このような事故や病気に備えて、旅行先の救急病院の場所を下調べしておくと安心できますね。
救急動物病院での治療代
行きつけの動物病院での治療代と比べると、救急病院の治療費は高いと考えたほうがいいかもしれません。
夜間分の割増料金がプラスされる場合もあれば、もともとの診療費を高く設定している場合もあります。
ふだんのペットの状態がわからない分、必要な検査が増えて料金がかさむことも考えられますね。
まとめ
ペットの命を守るためにも、普段からの心備えが大切です。
繰り返しになりますが、いざというときに慌てないように、事前に夜間救急病院の連絡先を確認しておくことと、専用ノートを準備してペットのコンディションを獣医師さんに伝えられるようにしておくことをおススメします。