ボンベイの特徴とかかりやすい病気を解説

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犬とねこ

ボンベイはアメリカンショートヘアとバーミーズから生まれた猫種です。

そのワイルドな見た目から、別名を「小さな黒ヒョウ」ともいわれますが、おとなしくて家庭的な性格のねこです。

ボンベイの一番の特徴は、黒豹のような大きな銅色の目と漆黒の毛です。

光沢のあるエナメル質の毛は短く、お手入れにはあまり手間がかかりません。

人が大好きで、家族はもちろんのこと、家に訪れる人を喜んで迎えてくれる子が多いです。

ボンベイの歴史

1950年代にアメリカのあるブリーダーが「小さなヒョウのような猫種をつくりたい!」と考え、ブラックのアメリカンショートヘアとセーブルのバーミーズの交配を始めました。

最初は思うような子が生まれず、そのうちにバーミーズのブリーダーたちの反感も買ってしまいますが、それでも諦めることなく交配を続け、1976年についに公認猫種として認定されました。

名前は黒ヒョウの生息地であるインドのボンベイ(現ムンバイ)にちなんで名付けられました。

ボンベイの性格

ヒョウのような見た目に反して、おだやかで愛情深く社交的です。

飼い主さんが大好きですが、一人に執着することはなく、家族みんなの輪に入って過ごすことを好み、ほかのペットとも仲良く暮らすことができます。

犬のように、投げたボールを取ってくる遊びなども好みます。

ボンベイに非常に多い病気

肥大性心筋症

心臓の筋肉が厚くなりすぎて体に充分な血液を送り出せなくなる病気で、遺伝性の素因が関連すると考えられています。

初期にはほとんど症状は認められません。

病気の進行に伴って徐々に活動の低下や疲れやすくなるなどの症状が出始め、心不全に進行すると呼吸や食欲に異常を認め、特徴的な症状としては咳をすることがあります。

血栓が血管に詰まって後ろ足の麻痺が起こったり、突然死する危険性もある病気です。

肥大型心筋症を治癒させる方法は今日の医療には存在しません。

治療は投薬による内科的な対症療法が中心になります。

慢性腎臓病

腎臓の機能が長期間にわたってゆるやかに低下し続ける病気で、高齢のねこに多く見られます。

代表的な症状として体重の減少や食欲不振がありますが、初期の変化は緩やかでなかなか気づきにくいものです。

多飲多尿の症状が見られたら要注意です。

病状が進行すると老廃物や有害物質を排泄できなくなり、やがて致死的な尿毒症を起こします。

知らないうちに病状が進行していることが多いので、定期的な健康診断の受診をおススメします。

一度壊れた腎臓は元に戻ることはありませんが、早期発見により投薬と食事療法で進行をおさえることができます。

尿石症

腎臓から尿管、膀胱、尿道の中に結石ができる病気で、結石は膀胱や尿道を傷つけ、尿道に詰まることがあります。

食事の内容とともに、元来ねこがあまり水を飲まずに濃度の濃いオシッコをすることが原因のひとつで、ねこ自身の体質の影響も大きいです。

尿道に結石が詰まると尿が出なくなる尿道閉塞が起こり、命に関わる危険な状態を呈します。

結石の種類や大きさによって対応は異なりますが、食事療法から摘出手術までさまざまです。

再発しやすい病気なので予防が大切です。

食事の内容の見直しや、ねこがオシッコを我慢することがないようにトイレ環境の整備も考えましょう。

FOPS(フォップス)

口腔内に痛みを発症する「猫口腔顔面痛症候群」という病気です。

顔の中を走る三叉神経が関わる神経因性疼痛の一種だと推測されていますが、発症メカニズムは解明されていません。

2010年におこなわれた調査によると、FOPSを発症したねこ113頭のうち、バーミーズが100頭(88.5%)を占めていました。

バーミーズの血統が入ったボンベイにおいても発症する危険性は否定できません。

まとめ

ボンベイは見た目に反しておだやかな性格で、一緒に暮らしやすい猫種です。

賢くて運動が好きなので、キャットタワーを設置するなどして登って遊べる場所を用意すると喜びます。

長時間一人で過ごすことは苦手なので単独で長時間留守番をさせることのないようにしましょう。

短毛なので手入れはそれほど大変ではありません。

ブラッシングの目安は週1回程度でOKです。

ボンベイは日本ではまだ希少ですが、魅力的な猫種なので、今後、見かける機会が増えていくかもしれません。

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