ボーダーコリーの特徴とかかりやすい病気を解説

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犬とねこ

ボーダーコリーは、均整のとれた優美な体に素晴らしい運動能力とスタミナを備えています。

アジリティーやディスクなどのドッグスポーツでは上位入賞の常連です。

頭のよさは全犬種のなかでトップクラスといわれていて、約200種類の人間の言葉を聞きわける能力があるといわれています。

ボーダーコリーの歴史

ボーダーコリーは、8~11世紀にかけてバイキングがスコットランドに持ち込んだトナカイ用の牧羊犬がルーツだといわれています。

この犬が元々スコットランドにいた牧羊犬たちとの交雑で品種改良されて現在のボーダーコリーの姿になっていきました。

「コリー」という名前は古代ゲール語の「役に立つ」という意味に由来していて、イングランドとスコットランドの国境付近で飼育されていたことから、「国境近くにいる使役犬」の名前がつけられました。

ボーダーコリーの性格

温厚で活発、家族や飼い主さんにはとても忠実です。

飲み込みも早く、しつけに関して苦労することはありません。

注意深く洞察力があり、状況を判断して自分で動くことができます。

その一方で、知らない人や犬には関心が薄く、犬同士で遊ぶことよりも人間と作業をすることを好みます。

ボーダーコリーに非常に多い病気

ボーダーコリーは、タフなスタミナと骨太でがっしりした体格を兼ね備えています。

健康で丈夫そうに思えますが、実はほかの犬種に比べると先天的な病気が多い犬種です。

股関節形成不全

股関節を形成する骨盤の骨と大腿骨がかみ合わなくなり、関節に炎症が起こる病気です。

大型犬に多く、遺伝的要因に加えて成長期の骨の発育のアンバランスが主な原因です。

歩く時に腰が左右に振れ、階段の上り下りを嫌がるなどの症状があります。

生後1歳以下の若齢犬で発症し、ほとんどの場合は両方の股関節に異常が出ます。

治療は内科的、外科的のアプローチがありますが、予後は適正体重を維持し太らせないことが大切です。

コリーアイ

網膜に栄養を届ける血管が細いまま成長しなくなる病気で、コリー系の犬種の多くに遺伝的にみられます。

軽度の視力障害から重度の失明まで、症状は様々です

完治するための決定的な治療法はありませんが、症状がみられた場合は、悪化する前にすみやかに動物病院で検査を受け、病気の進行を止めるための治療をおこないましょう。

 

セロイドリポフスチン症(CL症)

ボーダーコリーを始め、その他数種の犬種で確認されている遺伝性疾患です。

運動障害や知的障害、視力障害などの症状が発現し、症状が進行すると高い確率で死に至る怖い病気です。

1歳以上からの発症が多いといわれています。

視力の異常、足元のふらつき、極度の不安や恐怖、異常な興奮や激怒といった錯乱行動のほか、方向感覚を失う、トイレのしつけを忘れるなどの健忘症状がみられます。

発症後は、脳内老廃物の蓄積が進むにつれて脳細胞のダメージが徐々に進行し、3歳頃までに死に至ります。

残念ながらこの病気には治療法はありません。

遺伝子検査により、この病気を発するリスクのある子犬が産まれないような選択的な繁殖をおこなうことでしか予防はできません。

 

グレーコリー症候群

毛の色が灰色系のコリーに発症する先天的な病気で、子犬のうちに発症します。

白血球のひとつである好中球が減少すると、発熱や食欲低下、結膜炎などが見られ、最後は敗血症や肺炎などを起こして死亡します。

グレーコリー症候群には決定的な治療法はなく、対処療法しかありません。

まとめ

ボーダーコリーは、被毛が豊かです。

週2回程度のブラッシングを欠かさないようにして、抜け毛をしっかり取り除きましょう。

暑さが苦手なので、熱中症対策を充分におこないましょう。

ボーダーコリーは運動欲求や作業意欲が強く、スタミナのある犬種なので、一緒に運動できる体力と時間的余裕のある人に向いています。

毎日、朝晩30分程度の散歩を欠かさないようにしましょう。

アジリティーやディスク、スイミングなどのドッグスポーツや、トレッキングを楽しみたい方におススメの犬種です。

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