ボルゾイの特徴とかかりやすい病気を解説

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犬とねこ

ボルゾイは流線型の体をもち、豊かな被毛も相まって美しく気品のある犬種で、ひとつひとつの動作が優雅で、その姿はまさに貴族です。

足がとても速く、最高速度は時速50kmに達します。

ボルゾイの歴史

13世紀初期に、ロシアの貴族達の間で流行っていたウサギ狩りの猟犬として用いられていた犬がボルゾイのルーツです。

15世紀になると、オオカミ狩りの猟犬として用いるために、ロシアン・シープドッグなどと掛け合わされ、大型犬として改良され、17世紀には犬種が確立したと考えられています。

それ以後、ロシア皇帝はボルゾイを各国の王族に贈って国交を深めるなど、政治的な利用もされていました。

ロシア革命後、ロシア国内の貴族社会の崩壊でボルゾイの多くが始末され、絶滅の危機に追い込まれます。

ボルゾイはブルジョアの象徴であると見なされてしまったのです。

一時は絶滅寸前まで追い込まれたボルゾイでしたが、かつてアメリカやイギリスの貴族達に贈られた末裔達の繁殖に成功し、絶滅を免れることができました。

ボルゾイの性格

ボルゾイは普段は物静かで穏やかなでバランスの取れた性格ですが、獲物を見つけると狩猟犬の血が騒ぎ、突然スイッチが入って興奮することがあります。

そのため、子どもがいる家庭では気をつけましょう。

ブルゾイはプライドが高いため、ややしつけが難しい傾向があります。

叱るのではなく褒めて伸ばすことを意識しましょう。

ボルゾイに非常に多い病気

ボルゾイの純血種は、ダルメシアンのように近親交配が繰り返されたことによって、遺伝的弱点を持つ個体が多いようです。

胃捻転

大型の犬種に多く見られる病気で、胃が拡張してねじれを起こすことで発生します。

胃や周囲の血流が遮断されて急激なショック状態に陥り、突然死することもある緊急性の高い病気です。

一気食いや水のがぶ飲みと、その直後の運動による胃拡張が主な原因です。

散歩や運動の直後や早朝に発生することが多く、急激にぐったりとし、嘔吐をしたくても吐けない状態になり、多量のよだれを流します。

その後、呼吸困難や脈圧が低下するなどのショック症状を起こすと、治療は一刻を争います。

胃捻転を予防するためには普段の食生活に注意する必要があります。

フードの与えすぎのほか、食後すぐの運動をさせないようにしましょう。

外耳炎

垂れ耳のボルゾイに多いのが、外耳の皮膚に炎症が起こる外耳炎です。

手入れが行き届かないことによって悪化するケースがあるので、慢性化しないようにケアしてください。

普段から耳を清潔に保つことで予防が可能ですが、間違った方法で耳掃除をすると、キズがついて、その部位から外耳炎を引き起こす場合もあります。

マセラチア皮膚炎

マセラチア皮膚炎は、犬の皮膚に常在しているマセラチアというカビの一種が過剰に増殖し、炎症を起こす状態をいいます。

甲状腺機能低下症やクッシング症候群などの内分泌疾患が原因となって身体の免疫機能や代謝が衰え、マラセチアが増殖しやすくなるケースがあるようです。

症状としては、脇の下や内股などに皮膚のべたつきやフケ、脱毛、痒みなどがあります。

基礎疾患が存在するときには同時に治療をすすめます。

マサラチアに対しては、殺菌作用のある薬剤の塗布や薬用シャンプー、塗り薬を処方します。

まとめ

ボルゾイの寿命は7歳から13歳までと幅があります。

それは遺伝病の有無によって個体差が激しいためですが、比較的短命な傾向があります。

スプリンター体質のボルゾイには毎日1〜2時間以上の散歩が必要なのはいうまでもなく、それ以外の運動も必要です。

運動不足はストレスになり、問題行動の原因にもなります。

ときにはドッグランで思いっきり走らせ、散歩の際にもダッシュやボール遊びなど、激しい運動を取り入れましょう。

1メートル程度の高さであれば簡単に飛び越えてしまうほどのジャンプ力があるので、運動の際は周囲の状況に気をつけましょう。

しつけや社会化教育についてはやや難しい傾向があるので、子犬の頃から根気よく人間のルールを繰り返し覚えさせる必要があります。

神経質な面があるので、怒りながらのしつけは逆効果です。

ボルゾイは気高い貴族の犬なのです。

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