ブルドッグが飛行機に乗れない理由を解説

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日本航空からJALペットファミリーというサービスが始まり、人間だけではなくペットでもマイルを貯めたり使ったりできる時代が到来しました。

しかし、犬の飛行機移動に関しては気圧の変化や熱中症の可能性など命に関わる大きなリスクが伴います。

とくにブルドッグをはじめとする一部の短頭種の犬については、搭乗を禁止している航空会社が多いのです。

なぜブルドッグを飛行機に乗せないのか

体温調整が苦手な短頭種

ブルドッグをはじめとする短頭種は体温調節が苦手です。

犬はマズルを利用して鼻呼吸をおこないますが、人為的に改良された短頭種の犬種は鼻呼吸がしにくく、口呼吸が多くなります。

口呼吸が多くなると体温調節が難しくなり、心臓への負担が増加してしまいます。

犬の飛行機内の事故

2013年夏にANA便にチワワを預けたところ、到着したら死んでいたという話は、SNSで拡散されて有名になりました。

アメリカでは2018年のユナイテッド航空の機内事故が有名です。

飼い主さんは愛犬のフレンチブルドッグを座席の下に置くと主張したそうですが、押し問答の末、CAが頭上の換気装置のない荷物入れることを強要しました。

離陸後荷物入れを開けると愛犬は死んでいました。

ユナイテッド航空の公式サイトには、「機内のペットは、飛行中は必ず前の座席の下で保管してください」とあります。

当該のCAはこのルールを理解しておらず、ヒューマンエラーにより起こった事故でした。

日本の航空会社のペットに対するスタンス

日本の航空機ではペットは荷物扱い

外国には機内にペットが持ち込める航空会社がありますが、日本の航空会社ではペットは受託荷物扱いです。

犬は客室ではなくクレートに入れられて貨物室に預けられます。

飛行機の貨物室の中は、普段犬が暮らす家庭のリビングとはまったく違う環境です。

室温には多少の配慮はされていますが、高温低温にさらされる危険性があります。

ペットの搭乗におけるJALの注意喚起

ペットを搭乗させるにあたって、JALはこのような注意喚起をしています(内容はANAもほとんど同じです)。

①航空機への搭載作業時にエアコンが効かない状況になる
②飛行中は貨物室の照明は消えて暗室になる
③高度飛行中は0.8気圧(標高2,000mの山頂と同程度)になる
④夏場の貨物室の室温は30度を超え、冬場は零度を下回る場合もある

航空各社の犬の搭乗条件を見てみよう

JAL国内線

6月1日から9月30日の期間、JALでは以下の犬種の搭乗が禁止されています。

アーフェンピンシャー、イタリアン・コルソ・ドック、ブル・テリア、
キャバリア・キングチャールズ・スパニエル、シーズー、シャー・ペイ
スタッフォード・シャー・テリア、キング・チャールズ・スパニエル、パグ、
チベタン・スパニエル、チャウチャウ、狆、ピット・ブル、
ブリュッセル・グリフォン、ペキニーズ、ペロ・デ・プレサ・カナリオ、
ボクサー、ボストン・テリア、ボルドー・マスティフ、マスティフ、ラサ・アプソ

※ブルドッグ、フレンチブルドッグは年間通じて搭乗不可です。

ANA国内線

5月1日~10月31日の期間、全日空では以下の犬種は搭乗禁止です。

ブルドッグ、フレンチブルドッグ、ボクサー、シーズー、ボストン・テリア、
ブル・テリア、 キング・チャールズ・スパニエル、チベタン・スパニエル、
ブリュッセル・グリフォン、チャウチャウ、パグ、狆、 ペキニーズ

そのほかの国内の航空会社の条件

FDAは年間を通じてブルドッグ、フレンチブルドッグの搭乗が不可ですが、ほかの短頭種に関しての指定はありません。

また、ピーチ、エアアジア、ジェットスターでは短頭種の搭乗はNGのようです。

(※詳しくは各エアラインに問い合わせしてください)

国外の航空会社の搭乗条件

多くの航空会社が短頭種の搭乗を扱っていませんが、フィンランド、トルコ、エールフランス、スイス航空は受け付けています。

アメリカの航空会社は全般的に犬の搭乗規制が緩く、デルタ、ユナイテッド航空ともに短頭種も搭乗OKです。

(※国内線同様、各社に問い合わせをお願いします)

まとめ

ブルドッグやフレンチブルドッグは飛行機に乗れません。

しかし、機内の危険性については、ほかの犬種全般についても同じことがいえます。

愛犬を搭乗させるかどうかは飼い主さんの自己責任です。

搭乗前には「もし愛犬が死んでも、犬の健康状態や体質に原因がある場合には航空会社は責任を負わない」という趣旨の同意書にサインをしなければなりません。

ある程度の対策はされているとはいえ、航空会社にとって犬は荷物扱いであるという事実をわたしたちは知っておくべきでしょう。

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