ケアーンテリアの特徴とかかりやすい病気を解説

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犬とねこ

ケアーンテリアは小型で活発、元気に動き回るのが大好きな犬です。

アメリカで人気のある犬種ですが、日本で目にする機会は多くありません。

1939年に公開された映画「オズの魔法使い」で、ドロシーの愛犬トト役をケアーンテリアが担当したことがきっかけで、注目されるようになりました。

ケアーンテリアの歴史

ケアーンテリアはスコットランド生まれで、元々はスコティッシュテリアと呼ばれていました。

イギリス国内にはテリア種が混在していましたが、19世紀の終わり頃からテリアの品種分けが始まり、ケアーンテリアは1913年に初めて独立した犬種として認められました。

「ケアーン」とは、スコットランドで地域の境界線や墓標として石を積み上げた標識のことです。

ケアーンの隙間に住むキツネやカワウソなどの小動物を狩る役割をしていたため、ケアーンテリアと呼ばれるようになりました。

ケアーンテリアの性格

飼い主さんには忠実で高い知性を備えていますが、頑固で飽きやすい面があります。

元々狩猟犬なので、本能的に動くものを追いかけたり、よその犬に立ち向かってしまう性質があるので注意が必要です。

ケアーンテリアに非常に多い病気

ケアーンテリアは遺伝的に眼病や皮膚疾患が多いといわれています。

白内障

水晶体が白く濁り視力が低下する病気で、老化や遺伝、外傷などが原因です。

根本治療はなく、点眼薬で病気の進行を遅らせる内科治療が一般的です。

外科手術をおこなう専門医もあるそうですが、あまり一般的ではありません。

予防方法はないので、早期発見によって進行を止めることが重要です。

緑内障

眼球内の圧を保つ房水(ぼうすい)がうまく流れずに眼圧が上昇し、眼球内を圧迫するため、激しい痛みを起こします。

初期症状としては目を気にしたり、まぶしそうにする様子が見られます。

角膜炎や結膜炎を併発するほか、放置すると失明する恐れがあります。

4~9才の発症が多いといわれ、ケアーンテリアは好発犬種です。

目薬や注射、飲み薬で眼圧を下げる治療が中心です。

普段から愛犬の目を観察して、目元を触ると痛がる、充血している、まぶしそうに目を細めているなどの異変に注意し、症状に気づいたら一刻も早く動物病院へ行きましょう。

進行性網膜萎縮(PRA)

網膜が徐々に薄くなり、最終的に失明する遺伝性の眼疾患です。

視力が低下して臭いを嗅ぎながら歩く、暗い環境下では動くものに反応しなくなるなどの症状が現れます。

予防方法はなく、一度発症すると最終的に失明に至り、視力を取り戻すことはできません。

失明した場合は飼い主さんのケアが必要になりますが、犬は視覚以外の感覚を使って、ある程度は視覚の喪失を補うことができます。

慢性腎不全

慢性腎不全は腎臓の障害とそれに伴う比較的穏やかな症状が徐々に進んでいく腎臓の病気で、ケアーンテリアは遺伝的に罹患しやすい犬種であることが確認されています。

慢性腎不全は初期では症状がわかりにくく、具合が悪くなって動物病院に連れて行くと、かなり進行していたということも多いです。

早期発見、早期治療が最重要の対策です。

治療は腎不全用療法食が中心で、定期的な皮下点滴をおこなうこともあります。

慢性腎不全は治ることはなく、治療の目的は腎不全の進行を遅らせ、少しでも犬が快適に過ごせる時間を長くすることです。

アトピー性皮膚炎

ケアーンテリアは皮膚疾患の多い犬種です。

日頃から皮膚を清潔にし、異常があれば早めに見つけましょう。

アトピー性皮膚炎は、ダニやハウスダスト、花粉やフードなど環境中のアレルゲンが原因となり発症します。

激しい痒みを伴い、しきりに体を舐める、噛む、かくなどの行動が見られます。

放置しておくと、膿皮症や脂漏性皮膚炎など二次性の皮膚炎を引き起こすことがあります。

普段のお手入れの際に皮膚の状態をチェックするようにしましょう。

まとめ

ケアーンテリアはとにかく活発で元気が有り余っている犬です。

1日2回、30~40分程度の散歩が必要です。

ややしつけが難しい犬ですから、飼い主さんの指示に従うように、普段から信頼関係を築いておくことが重要です。

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