【ねこの死亡原因】4大疾病を解説

ペットヘルスケア

日本人の3大疾病(成人病)といえば、がん、心筋梗塞、脳卒中。

ワンちゃんにも代表的な3大疾患(がん、心臓病、腎臓病)があるように、ねこちゃんにも代表的な疾患があります。

腎不全、尿石症、甲状腺機能亢進症、糖尿病の4つで、4大疾患といいます。

慢性腎臓病

腎臓は血液を濾過して体内で不要になった水分や物質を尿として排出する臓器で、腎臓が機能しなくなると体内に悪性の物質がたまってしまい、慢性腎臓病や腎不全になります。

この病気になりやすいのは高齢のねこですが、年齢に関係なく気をつけたい病気です。

慢性腎臓病の予防には、常に水をたくさん飲める環境づくりが重要です。

流れる水でないと飲まないとか、新鮮な水でないと飲まないなど、水に対するこだわりが強いねこの趣味趣向に合わせて水場の環境づくりをしましょう。

慢性腎臓病は一度かかると完治することはありません。

したがって、進行を止めるために食事の管理や水分補給、投薬、輸液などをおこなう治療を選択します。

尿石症

尿石症は腎臓から尿管、膀胱、尿道の中に結石ができる病気で、肥満のオスに多い病気です。

ねこはあまり水を飲まずに濃度の濃いオシッコをする動物であることが前提にあり、体質や食事、生活習慣も尿石症の発症に関わっています。

結石は膀胱や尿道を傷つけたり、尿道に詰まって痛みを伴い、悪化すると腎不全につながります。

日頃のケアとしては、肥満にならないように食事管理をする必要があります。

内服薬や食事療法で治せる場合もありますが、尿石の性質によっては手術が必要になります。

甲状腺機能亢進症

高齢のねこに多く、元気で食欲もあるのに、なぜか痩せていく病気です。

片側または両側の甲状腺(のどぼとけ)が肥大して甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、落ち着きがなくなる、食欲は異常に増加するのに痩せていくなどの症状がみられます。

興奮しやすくなって大きな声で叫ぶように鳴くようになり、夜鳴きもみられます。

見かけは元気なのですぐには病気だと気づかないことが多いのですが、病気が進行すると体力が低下して衰弱していきます。

甲状腺機能亢進症は予防できない病気なのですが、早期発見、早期治療が重要です。

内服薬や食事による内科的治療と甲状腺を摘出する手術がありますが、治療が追いつかないほどのスピードで重篤に陥ってしまうケースもあります。

糖尿病

糖尿病も肥満のねこに多い疾患です。

膵臓の働きが悪くなりインスリンの分泌が減ってくると、血液中の血糖値をコントロールできなくなる高血糖状態になります。

その結果、全身の細胞にエネルギーが行き渡らないようになって、全身のいろいろな臓器に障害が起こります。

初期症状としては、飲水量が増えておしっこの量が増える多飲多尿が現れます。

食欲はあるのにどんどん痩せていくようになり、末梢神経の機能障害といった合併症や、痙攣発作、嘔吐や悪心状態からのショック状態といったケトアシドーシス症に陥る危険があります。

糖尿病になってしまった場合は、人間同様毎日インスリンの注射が必要になります。

糖尿病の主な症状として多飲多尿があるため、猫が飲んでいる水の量やおしっこの量を日頃から把握しておきましょう。

給水の注意点

ねこに水を与える場合は水道水で構いません。

ミネラルウォーターを与えている飼い主さんがいますが、腎臓へのストレスや結石のリスクを考えた場合、カルシウム含量の多い硬水は避けたほうがいいと思います。

国産のミネラルウォーターはカルシウムを含むミネラルの含有量が少ない軟水がほとんどですが、海外産のミネラルウォーターには硬水が多いことを知っておきましょう。

まとめ

ねこは腎臓や泌尿器に弱点があることがわかりました。

紹介した病気はいずれも高齢や肥満のねこに発症することが多く、食事や給水の工夫である程度のケアができる可能性があります。

シニアねこの病気は飼い主さんが気づかないケースも多いのですが、食欲があるのに痩せていく場合や、水をたくさん飲むようになったときは要注意です。

定期的な健康診断を受診するようにしていれば、病気の早期発見早期治療につながるように思います。

ペットの保険選びは【保険スクエアbang!/ペット保険】

タイトルとURLをコピーしました