ねこの便秘を解説

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ペットヘルスケア

だれもが便秘の辛さを経験したことはあると思いますが、人間と同様に、ねこも便秘になることがあります。

今回はその原因と予防方法について調べてみました。

便秘の原因

フードの影響や水分不足

フードを切り替えたときや複数のフードをいろいろと与えている場合に、フードとの相性がよくないなどの理由で便が固くなりすぎている場合があります。

また、水分補給が足りないと便秘になることがあります。

運動不足やストレス

運動不足によって排泄時に必要な筋力が弱まっていたり、腸の動きが鈍ることがあります。

ねこはとても環境変化の影響を受けやすい動物です。

たとえば、引越しやペットホテルに預けるなどの環境変化からくるストレスが原因で、排泄がスムーズにいかなくなってしまうことがあります。

誤飲や誤食

おもちゃなどの異物を誤飲することによって、便秘が起きているかもしれません。

飲み込んだ異物が大腸の中で詰まると、あとからできた便が渋滞して腸閉塞を起こしてしまう危険があります。

この場合は早く異物による腸管へのダメージを取り除かないと大変危険です。

巨大結腸症

便秘が悪化して大腸がふくらんだ状態を「巨大結腸症」といいます。

3~8歳ぐらいの成猫のオスに多く見られる症状です。

巨大結腸症には、腸そのものの動きが悪い「機能的な問題」と、腸が物理的に狭くなり排便しづらくなっている「機械的な問題」の2つの原因があります。

機能的な問題では、神経疾患や交通事故などの外傷による神経障害の場合があります。

機械的な問題では、骨盤骨折によって折れた骨盤が大腸を圧迫しているとか、誤飲した異物が邪魔をしている、あるいは腫瘍ができているケースも考えられます。

遺伝性によるもの

骨格や腸の長さなど、身体的特徴から排便サイクルに影響が出ている場合もあります。

尾のない猫として知られるマンクスは、尾骨の先天的異常の影響で腸に障害が起き、便秘になりやすいといわれています。

普段から気をつけておきたいこと

便秘にならないようにするためには、まずは普段から生活環境を整えてあげることが大切です。

いくつかの生活の工夫についてピックアップしてみました。

水分を多めに与える

いつでも水が飲めるように、常に新鮮な水を用意してあげてください。

ねこちゃんの中には流水を好む子もいますので、ふつうのボウルに入れてもあまり水を飲まないようであれば、蛇口や給水器から直接あげたり、ぬるま湯が好きな子には、ひと肌程度のお湯をあげてみてもいいでしょう。

運動不足にさせない

ねこは平面の運動よりも、昇降の運動を好みます。

キャットタワーを設置したり、家具の配置を工夫するなどして、立体的な運動ができるような環境づくりをしてあげましょう。

冬はコタツや布団でぬくぬく寝っぱなしになりがちなので、飼い主さんから誘って一緒に遊ぶのも楽しいと思います。

毛玉症にも気をつけて

グルーミングで飲み込んでしまった毛が大きくなりすぎると、うまく排出できずに腸で滞留してしまうことがあります。

消化管内の毛玉を流れやすくしてくれるサプリメントもありますが、普段からこまめにブラッシングをしておくなどの毛玉ケアも忘れないようにしてくださいね。

高品質のキャットフードを与える

人の便秘と同じく、繊維質の多い食事が便秘解消に効果的です。

粗悪なフードが便秘の原因かもしれないので、できるだけ品質のいいフードを食べさせてあげてくださいね。

安易に人間用の薬剤を与えないこと

整腸剤として広く知られるビオフェルミンをはじめとする乳酸菌製剤を、ねこに処方される飼い主さんもあるようですが、あまりおススメできません。

効果は便秘の原因によっても異なりますので、決して自己判断で与えず、まず獣医師さんに相談しましょう。

オリーブオイルは、小腸や大腸で吸収されにくく、便を柔らかくしたり、潤滑油の働きをして排便をスムーズにしてくれるなど、便秘の解消に有効であるといわれていますが、乳酸菌製剤と同様に、使用の際は自己判断せず、かかりつけの獣医さんに相談してみてください。

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