婚活男女の間で都市伝説のように噂されているのが、「ひとり暮らしの独身男女がねこを飼い始めたら、もうおしまい」というもの。
不思議なのは「犬を飼ったら」とはあまりいわれず、あくまでねこ限定であることです。
はたしてこの説は正しいのでしょうか。
家族は圧倒的に犬を飼う率が高い
日本ペットフード協会がおこなった世帯別の犬猫飼育率調査によると、単身世帯のペット保有率は犬も猫も同じ7%であるのに対して、2人以上の世帯では24%が犬を飼っていて、猫は13%に留まっています。
家族は圧倒的に犬を飼う率が高いのです。
なぜかねこちゃんは独身との親和性が高いんですね。
独身者にねこちゃん好きが多いのも確かなのでしょうが、ワンちゃんと比べて留守番させやすいことも大きな理由だと思います。
未婚と既婚では幸福度に大きな差が
未婚と既婚とでは幸福度に大きな差があるといわれています。
一般的に既婚の方が未婚より幸福度が高いのですが、その要因のひとつに、ストレスホルモンの分泌を抑制する効果のあるオキシトシン分泌量の違いがあります。
オキシトシンは人間同士のスキンシップによって分泌されるホルモンで、別名「愛情ホルモン」とも呼ばれています。
スキンシップのできる配偶者や子どもがいる既婚者と、家族のいない未婚者との違いが幸福度の違いになっている点も否定はできません。
しかしオキシトシンの分泌は、人間同士だけではなくペットとのスキンシップでも促進されることがわかっています。
未婚化、非婚化に伴って、独身男女のねこ飼育数が増えているという事実は、結婚以外の方法で幸福感(オキシトシン)を獲得しようという代替行動なのかもしれません。
こんな感覚を抱くようになったら、要注意!
以下の項目で思いあたるふしがあったら要注意です。
・猫が好きすぎて(心配で)外出したくない
・自分を好いてくれる男性が現れても、猫の方が大事
・彼氏を家に招いたら愛猫が嫉妬して、その様子がかわいそうに感じた
たとえ彼氏がほしいと思っていても、合コンや婚活パーティーで、自宅に残してきたねこちゃんのことを想って「今頃どうしてるかな?」「早く帰って猫と遊びたい」と無意識のうちに考えていると、表情や口調にも気のない感じが現れてしまいます。
これでは婚活はうまくいかないでしょう💦
「猫ちゃんさえいれば、私は大丈夫。寂しくない」という考えに陥ったら危険です。
まとめ
もし人生の伴侶を真剣に選ぼうとしているとするなら、そのことにねこちゃんが妨げになるようでは、飼い主さんもねこちゃんもかわいそうです。
ペットは彼氏や旦那さんの代わりにはならないと理解しましょう。
愛猫への愛情に逃げ込まず、自分を追い込んで真剣に異性と向き合って頑張ることが、婚活にとって大切なことかもしれませんね。