ペットには公的な健康保険制度がないので、治療費はすべて飼い主さんの自己負担になります。
もしものケガや病気の際には思わぬ高額な診療費がかかりますが、ペット保険に入っていれば、お金のことを気にせず、より良い治療を受診することができます。
今回はねこが加入すべきペット保険の内容や、利用方法などについて解説します。
ペット保険とはどういうものか
ペット保険の補償内容
保険会社や保険商品によって異なりますが、一般的には、ペットの病気やケガの診療費が補償の対象です。
慢性疾患や入院、手術の診療費は高額になりやすいため、保険のメリットを感じられるでしょう。
ペット保険の加入率
日本には現在15社ほどのペット保険会社があります。
調査主体によって数値が異なりますが、日本におけるペット保険普及率は、犬猫合計でおよそ6%程度と試算されています。
まだまだペット保険は定着していないように思います。
ペット保険加入のメリット
少し調子が悪くても、治療費が気になって少し様子を見ようとなりがちです。
しかし、そうこうしているうちに取り返しのつかないことになる場合もあります。
保険に加入していれば、そのように躊躇することなく病院に連れて行くことができるのではないでしょうか。
特約に注目
ペット保険に特約を付帯することによって、より充実した補償を受けられます。
加入しているペットが人間やペットに咬みついたり、引っ掻いて傷を負わせた場合や、物を損壊した場合に、補償が受けられるというものです。
ただし、これらの賠償責任特約は自動車保険や火災保険などの特約に含まれていることがあるので、よく確認しておきましょう。
そのほかには、がんによる手術を受けた際に、手術給付金に上乗せして補償される特約や、火葬費用の実費を補償する特約があります。
割引制度も活用
保険の利用回数に応じて翌年の保険料が割引になったり、多頭飼育でまとめて保険に加入すると保険料が割引される制度があります。
ペット保険加入のデメリット
基本的に掛け捨てであること
健康であれば、保険を利用する機会はほとんどありません。
人間の損害保険には、支払う保険料を貯蓄できるタイプの貯蓄型保険がありますが、ペット保険はほとんどが掛け捨て型です。
ねこが高齢になると保険料が上がるものが多い
基本保険料はペットの年齢とともにあがっていくのが一般的で、高齢の場合は新規加入できない保険商品もあります。
加入するタイミングとしては、若くて元気なうちがおススメです。
加入できない場合がある
過去のケガや病気の履歴など、告知内容によっては審査が通らず、希望のペット保険に加入できない場合があります。
ペット保険の選び方
複数のペット保険を比較して、どの保険商品にするかを選びましょう。
実際問題として、どの保険商品のサービス内容にも一長一短がありますが、補償内容と保険料のバランスが重要かと思います。
一般的に補償内容が充実しているほど、保険料は高くなります。
保険料については、ついつい現在の年齢の保険料での比較をしてしまいますが、加入期間は今年だけではないので、生涯の保険料で考えるのが肝心です。
まとめ
ペット保険に加入する方法は、書類とインターネットの2タイプがあります。
インターネットによる申し込みの場合は割引が適用されることが多いので、断然お得感があると思います。