ねこの認知症の症状・原因・予防対策を解説

ペットヘルスケア

日本で飼育されているねこのうち、完全室内飼育のねこの平均寿命は約16歳、屋外に出入りしているねこは約14歳だそうです。

屋外での事故やケガ、感染病などのリスクが周知されたことによって、完全屋内飼育のねこが増えています。

ねこの平均寿命は年々伸びていますが、それに伴って認知症のねこも増えているそうです。

今回はねこの認知症についてしっかり学んでいきましょう。

認知症の症状

人間が高齢化することで認知症になる例が増えていますが、ねこも高齢になると認知症の症状が出ることがあります。

最新の研究では11~14歳のねこの約30%に認知機能の低下が認められるというデータもありますが、実際に認知症の症状がみられるのは15歳以降が多いと思われます。

食欲異常

食べ物の好みが変わってこれまで好きだったフードを食べなくなったり、食事をしたのに更に他のものを食べようとするといった食欲異常の症状がみられます。

運動能力の異常

狭いところに入り込んだまま出られなくなったり、同じ場所を徘徊するウロウロ行動がみられるようになります。

また、トイレの失敗が目立つようになり、違う場所で粗相をすることが増えてきます。

反応低下や情緒不安定

飼い主さんが名前を呼んでも反応しなくなったり、これまで遊んでいたおもちゃにも関心を示さなくなるなど、無気力な状態になります。

その反対に飼い主さんや家族を攻撃したり、物を破壊する行動に出る子もいます。

あるいは不眠や過眠のほか、不安が高じて夜鳴きをしたり、生活が昼夜逆転して夜中に暴れる行動がみられることもあります。

認知症の原因

認知症は脳の経年性変化と考えられています。

老化以外の要素としてストレスによる脳内の酸化物質の蓄積を指摘する意見も挙げられていますが、人間の認知症との違いを含めてわからないことが多いです。

また認知症の症状が現れる頃には、何らかほかの病気を併発している可能性が高いと考えられます。

認知症予防の可能性について

人間も同じですが、高齢猫の認知機能は元に戻ることはありません。

それを理解し踏まえたうでで、ねこの生活の質をキープしていくにはどうしたらいいかを考えましょう。

オメガ3脂肪酸を与える

オメガ3脂肪酸に分類される脂質は脳の機能回復に期待が持たれていて、DHA、EPAのサプリメントを与えることで知能の低下を食い止める効果が望めます。ただし、痴呆の症状が進行してしまってからでは効果はありません。

生活に刺激を与える

新しいおもちゃを与えたり普段の遊びに変化をつけるなど、生活に刺激を与えましょう。

適度に運動できるような環境を整えて飼い主さんから遊びに誘うように心がけるといいと思います。日光浴をさせることも大切です。

人間の認知症患者に接するポイントは、「見つめる、話しかける、触れる、寝たきりにしない」ことで、これはねこの認知症にも通じると考えられます。

まとめ

 

ねこの平均寿命は16歳くらいですから、認知症の症状があきらかになる頃には、なんらか別の病気を併発していることが多いと思います。

ねこの認知症についてはよくわからないことが多いのですが、この病気が治療できるものではないことを前提にして、ほかの病気の治療をすすめていくことになるでしょう。

後悔しないように毎日たっぷりの愛情を注いで、愛猫の最期をしっかりみとってあげてください。

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