ねこの口内炎はなかなか治らない?対策と治療法を解説

ペットヘルスケア

ねこの歯肉口内炎は難治性の病気です。

口内炎の原因はさまざまあり、カゼの症状を引き起こすカリシウイルスや歯石の付着のほか免疫機能の何らかの異常が考えられます。

残念ながら内科治療ではほとんど治らない病気で、もっとも完治する確率が高いのは、犬歯や切歯以外の歯をすべて抜いてしまうことです。

口内炎の原因

ねこの口内炎の多くに、ウイルスが関連しているといわれています。

猫カリシウイルスや猫ウイルス性鼻気管炎ウイルスなどの感染症や、糖尿病、副腎皮質機能亢進症、腎不全などの影響による免疫不全の状態から、二次的にウイルス感染して発症するケースもあります。

ウイルス以外の理由としては、3才以上のねこの80%近くが罹患しているといわれている歯周病があります。

重度の歯周病から口内炎に進行する例も少なくありません。

口内炎の症状

よだれが増える

痛みそのものや、痛みによってよだれを飲み込むことが難しくなることから、口から垂れるよだれの量が増える傾向があります。

痛みを気にして、しきりに口のあたりをこすって手がよだれでベトベトになることもあります。

食欲減退

口の中に食べ物を入れると痛みを感じるので、食事をするのを嫌がって、空腹なのに食べられない状態になります。

口臭

歯周病が併発している場合は、とくに口臭がきつくなります。

毛づくろいしなくなる

ねこは舌を器用に使って毛づくろいをしますが、口内炎が舌にまで広がってしまうと、舌を動かすたびに痛むので、毛づくろいを嫌がるようになります。

そのために毛並が悪くなってきてしまうこともあります。

口内炎の治療方法

投薬治療

抗生剤やインターフェロン、炎症や痛みを抑えるためのステロイド剤や消炎鎮痛剤、免疫抑制剤などを投与しますが、完治は難しいとされています。

歯石除去

口内炎の原因が歯周病だとわかっていれば、歯石を除去して口内をきれいにして原因を除去します。

歯石除去は多くの場合は全身麻酔下でおこないます。

抜歯

歯石をとるだけで口の中をきれいにできればよいのですが、歯周病が進行して歯がグラグラの状態になっていることもあります。

この場合は抜歯をおこないます。

歯を抜いても生活にはさほど困りません。

ねこは元々、歯があってもほとんど丸呑みのような咀嚼形態ですから、歯がなくなっても生活にほとんど困らないのです。

一般的に歯肉口内炎が治る確率は抜歯した場合で70~90%で、抜歯して完全に治らない場合でも症状が軽減することが多いといわれています。

口内炎の予防方法

フードを替える

なるべく歯垢や歯石がたまりにくいフードを選択することがポイントです。

一般的にはドライフードの方が、歯石がつきにくいといわれています。

歯磨き習慣をはじめる

口内環境をきれいに保つことが口内炎の予防に役立ちます。

可能であれば小さい頃から少しずつ口の中を触るようにして、触られることに慣れてもらい、抵抗なく歯磨きができるようになることが望ましいです。

歯磨きが苦手な子には、シート状の歯磨き用品や指サック式の歯ブラシなど、さまざまな歯磨きグッズを試してみてはどうでしょうか。

まとめ

ねこの口内炎は、人間と異なり患部が限定的ではなく、口の中や奥に広がっていることもあり、慢性化しやすく想像以上に辛いものです。

重度の口内炎の場合は、ほとんどが抜歯を選択することになると思われます。

口に慢性的な痛みがあるというのは、さぞかし不快で煩わしいことでしょう。

口内炎はなかなかなおらない病気なので、ねこちゃんの苦痛を少しでも減らせるように、飼い主さんは最善の選択をしてくださいね。

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