キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの特徴とかかりやすい病気を解説

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犬とねこ

キャバリアは愛玩犬、家庭犬としての気質を備え、犬と暮らすのが初めての飼い主さんにも育てやすい犬種だといわれています。

被毛のケアに関しては少し時間を取る必要がありますが、愛犬の世話をしっかりすることで信頼関係構築にもつながるはずです。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの歴史

代々犬好きが多いことで知られるイギリス王室では、古くからさまざまな犬が飼育され、チャールズ2世はスパニエル種の犬を溺愛しました。

チャールズ王に愛されたこの犬はコッカ―スパニエルによく似た容貌でしたが、その後はパグや狆などとの交配で鼻が短くなり、「キング・チャールズ・スパニエル」と呼ばれて現在まで続いています。

19世紀にチャールズ王の肖像画を見た愛犬家が、当時のタイプの犬種を復活させるために試行錯誤のうえ誕生したのが「キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル」です。「キャバリア」とは中世の騎士のことです。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの性格

キャバリアはおだやかでやさしい性格で、社交性もあり、ほかの人や犬にもフレンドリーです。

子犬の頃からおとなしく、無駄吠えやかみ癖も少ないため、初心者や子どものいる家庭にも適した犬種です。基本的に従順なので、厳しいしつけは必要ありません。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルに非常に多い病気

僧帽弁閉鎖不全症

犬種に関係なく老齢の小型犬がかかりやすいとされています。若い犬の発症例は少ないのですが、キャバリアは遺伝的リスクを抱えているため、若年期に発症する確率が高いといわれています。

僧帽弁は左心室と左心房の間にある弁で、左心室から大動脈へ血液を送り出す際に血液の逆流を防ぐ働きがあります。この弁がうまく閉まらなくなると、血液が逆流して滞留し、全身に血液を送り出せなくなります。

早期は無症状で、定期検診時に心臓の雑音によって発見される場合が多いです。

早期に認められるのは咳で、苦しそうな咳が夜から朝方に認められるようになります。さらに症状がすすむと心不全の状態になり、肺の中で血液が鬱滞して肺水腫になります。その結果酸欠状態になり、舌の色が紫色になるチアノーゼが認められます。

帽弁閉鎖不全症は完治する病気ではありません。病気の進行を抑える治療が中心ですが、早期発見、早期投薬開始が延命のキーポイントです。

白内障

白内障は水晶体が白く濁って視力が低下する病気で、加齢のほか糖尿病の影響で発症することがあり、予防法はありません。視力の衰えにより、家の中でつまずいたり、壁伝いに歩くといった行動が見られるようになります。

点眼薬による治療は対症療法です。人工レンズを入れる外科手術によって視力は回復する可能性がありますが、手術ができる動物病院は限定的です。

短頭種気道症候

短頭種気道症候群は短頭種に特有の閉塞性気道障害の総称で、狭窄性外鼻孔、軟口蓋過長症、喉頭虚脱、気管虚脱などがあります。

顔の構造による遺伝的素因が大きく、激しい呼吸や喘息音がみられ、重症化すると呼吸困難や嚥下困難のほか、まれに失神することもあります。

狭窄性外鼻孔、軟口蓋過長症、気管虚脱は手術が可能ですが、喉頭虚脱は手術法がないとされています。

脊髄空洞症

空洞が生じた脊髄内に脊髄液が流入して圧迫し、さまざまな障害が発生する病気です。空洞の部位と広がり具合によって無症状から重度の四肢麻痺まであり、予防は困難です。

治療には内科治療と外科治療があります。内科治療は症状の軽減と空洞の拡大を抑制するために、消炎鎮痛剤やテロイド剤を用いるのが一般的です。外科治療は、髄液をコントロールするためのかなり高度な手術になります。

乾性角結膜炎

涙の量が減少して角膜や結膜に障害を起こします。先天性の場合もありますが、多くは原因不明です。

充血、色素沈着、目ヤニなどがみられ、重度になると視力障害を発症します。治療は目の洗浄や点眼薬による治療になりますが、完治するケースはまれで、継続的な治療が必要になるケースがほとんどです。

まとめ

キャバリアキングチャールズスパニエルは人間とのコミュニケーションを大切にする愛情深いワンちゃんです。長い散歩をさほど必要としないことも、飼いやすい犬種と言われる理由かもしれません。

結構アンダーコートが抜けるので、できれば毎日ブラッシングしてあげてくださいね。

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