チャイニーズ・クレステッド・ドッグの特徴とかかりやすい病気を解説

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犬とねこ

ヘアレスの体に頭頂部に生えたトサカのような毛という、一度見たら忘れない容姿をもつのがチャイニーズ・クレステッド・ドッグです。

アメリカで毎年開催されている「世界一醜い犬コンテスト」における歴代最多の優勝という不名誉な記録もありますが、実際には立ち姿に気品がある犬です。

チャイニーズ・クレステッド・ドッグとはどんな犬種か

実はチャイニーズ・クレステッド・ドッグには2種類ある

無毛の犬として有名ですが、一般的に知られているヘアレスタイプのほかにパウダーパフタイプがあります。

パウダーパフタイプは全身が柔らかいシルクのような細い毛で覆われています。

こうして並んでみても、毛の有無でまったく違う犬に見えますね。

体臭の少ない犬種

犬の体には皮脂が混じった汗を排出するアポクリン腺がたくさんあります。

これが犬の体臭の元になるのですが、チャイニーズ・クレステッド・ドッグはアポクリン腺の量が少なく、体臭がほとんどありません。

またヘアレスタイプは普通の犬種と異なり全身に汗腺があるので、犬特有の「ハアハア」という呼吸をしません。

チャイニーズ・クレステッド・ドッグの歴史

 

 

チャイニーズ・クレステッド・ドッグの原産国にはさまざまな説があります。

大航海時代にスペイン人が中南米で発見したことから、南米が原産と思われてきました。

同じく南米原産のチワワと似ていることや、毛がないので寒い国では生きられないと思われたのでしょう。

最近のDNA研究により、13世紀頃に貿易でアフリカから中国に渡ったアフリカン・サンド・ドッグが中国で改良され、小型化して世界中に広まったという説が有力です。

犬種名は、中国古来の髪型である辮髪(クレステッドへア)からつけられました。

中国では伝説の霊獣の名を取って麒麟狗と呼ばれているそうです。

チャイニーズ・クレステッド・ドッグの性格

おおらかで献身的な性格です。

感受性が強く、飼い主さんの気持ちをよく理解します。

うれしいときは体全身で喜びを表す甘え上手で、小型犬特有の気の強さもなく、物静かです。

家族以外には警戒心が強い傾向がありますが、攻撃性はありません。

マイペースなので、しつけには時間がかかります。

強く叱るとやる気をなくすので注意しましょう。

チャイニーズ・クレステッド・ドッグに非常に多い病気

 大腿骨頭壊死症(レッグペルテス症)

股関節を形成する大腿骨頭が壊死して関節炎や骨折を起こす病気です。

予防は難しい病気です。

何らかの原因で大腿骨頭への血液供給が途絶えることで発生すると考えられ、遺伝的素因が関連しているといわれています。

股関節の痛みに伴って後肢の動きに異常が現れ、足をかばうようにして歩く症状がみられます。

軽症の場合は鎮痛剤やレーザー療法などによる痛みの管理や運動制限などをおこないます。

大腿骨頭壊死症がすすむと大腿骨頭を切除する手術を選択します。

アトピー性皮膚炎

チャイニーズ・クレステッド・ドッグは皮膚疾患の多い犬種です。

日本の高温多湿の気候が苦手なので、日頃から皮膚を清潔にし、異常があれば早めに見つけてあげましょう。

アトピー性皮膚炎は、ダニやハウスダスト、花粉やフードなど環境中のアレルゲンが原因となり発症します。

激しい痒みを伴い、しきりに体を舐める、噛む、かくなどの行動が見られます。

放置しておくと、膿皮症や脂漏性皮膚炎など二次性の皮膚炎を引き起こすことがあります。

普段のお手入れの際に皮膚の状態をチェックするようにしましょう。

まとめ

ヘアレス、パウダーパフタイプともに、冬の寒さと夏の紫外線の両方が苦手です。

服を着せる場合は、羊毛にアレルギーを起こすことが多いので注意して選んでください。

乾燥防止や日焼け止めのため、ときどきクリームを塗ってください。

吹き出物が出やすいので、週に1回はシャンプーして皮膚を清潔にしましょう。

ヘアレスは遺伝的に不安定で、歯が少なかったり小さかったり体が弱いケースがあります。

両親がヘアレス同士の組み合わせで生まれた子犬には異常が出やすいといわれています。

子犬を迎えるときは、両親や祖父母犬の状態を確かめることができるブリーダーを探しましょう。

チャイニーズ・クレステッド・ドッグは見た目だけに注目が集まりがちですが、実際に飼い始めると愛嬌があって甘えん坊の性格や温かな手触りに癒される人も多いようです。

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