チャウチャウの特徴とかかりやすい病気を解説

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犬とねこ

チャウチャウはライオンのたてがみにも似た顔周りの被毛が特徴的な犬種です。

羊毛のようなフワフワでモフモフの被毛は、まるで動くぬいぐるみのよう。

さらに、見る者の目を引くのがブルーやブラックの舌です。

今回は独特のビジュアルをもつチャウチャウを解説します。

チャウチャウの歴史

正確な歴史は謎に包まれていますが、紀元前から中国にいた地犬とされています。

もっとも狼に近い原始的な犬種で、北海道犬や秋田犬と近縁であるといわれています。

猟犬、番犬、または寺院の守護獣として飼育されたほか、食肉に供され、毛皮は防寒具として用いられてきました。

18世紀末にチャウチャウはイギリス東インド会社の商船でヨーロッパへ渡り、犬好きのビクトリア女王の目にも留まりました。

チャウチャウという名前の由来にはいくつかの説があります。

中国北部地域でソリを引いていたことから「雪橇(シューチャウ)」と呼ばれていたという説や、船でヨーロッパに渡る際に、一緒に運ばれた貨物に「チャウチャウ(珍しい装飾品の意味)」と書かれてあったことに由来するという説などがあります。

チャウチャウの性格

飼い主さんに従順で忠実です。

マイペースで警戒心が強く、家族以外の人や動物にはあまり友好的ではありません。

凶暴で攻撃的といわれたことがありますが、これは過去に中国でチャウチャウが大ブームになって非常識な繁殖がおこなわれた結果、異常行動をとる犬が出てきたことによります。

チャウチャウに非常に多い病気

皮膚病

被毛が厚いことに加え、免疫疾患などにより、皮膚疾患が起こりやすい犬種です。

アレルギー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎、苔癬化などによる脱毛に注意が必要です。

胃がん

チャウチャウは胃がんなど消化器系のがんの発生率が他犬種より多い犬種です。

がんは早期発見が何よりも重要ですが、内臓のがんは発見しにくいので、食欲や便の様子など普段の健康チェックを徹底する必要があります。

股関節形成不全

関節軟骨の変化による進行性の関節疾患です。

そのほとんどは加齢に伴って発生する原発性変形性関節症です。

この病気を完治させる治療法はなく、消炎鎮痛剤の投与やレーザー療法などによる痛みの管理が主な治療となります。

肥満は変形性関節症を悪化させます。

体重オーバーにならないように日頃から体重管理を心がけましょう。

 鼻腔狭窄

鼻腔狭窄は短頭種に特有の病気です。

顔の構造上、鼻腔内の空気の通り道が狭くなっていることが多いのです。鼻からグーグー音がしたり、鼻水がよく飛んだり、息苦しそうな症状があれば、動物病院で調べてもらいましょう。

副腎皮質ホルモンの投与のほか、重症化した場合は鼻腔を広げる手術が推奨されます。

 軟口蓋過長

軟口蓋過長も短頭種に多い呼吸器疾患です。

上あごの奥の部分にある軟口蓋が普通より長く、気道をふさいで息がしにくくなる病気です。

減量プログラムで経過を観察するケースもありますが、根本治療としては、外科的に軟口蓋を切除する方法を選択します。

外耳炎

外耳の皮膚に炎症が起こる病気です。

チャウチャウのような垂れ耳の犬種に多く見られ、治療が遅れると慢性化するので注意が必要です。

普段から耳を清潔に保つことで予防が可能ですが、間違った方法で耳掃除をすると、キズがついて、外耳炎を引き起こす原因になる場合もあります。

眼瞼内反症

まぶたが内側にめくれて目を刺激し、結膜炎や角膜炎を引き起こすことがあります。

チャウチャウはまぶた周辺の構造上、眼瞼内反症が起こりやすい犬種です。

点眼による治療で改善することもありますが、多くは手術によってめくれてしまうまぶたの矯正をおこないます。

甲状腺機能低下症

甲状腺ホルモンの分泌の減少によって、元気がなくなり、脱毛や肥満、低体温などの複数の症状が現れます。

とくに高齢犬に見られる病気で、免疫不全や遺伝性による甲状腺の機能不全、腫瘍や副腎皮質機能亢進症などが原因であると考えられます。

治療は甲状腺ホルモン薬の投与で、基本的に生涯投与し続ける必要があります。

食用としてのチャウチャウ

チャウチャウは国際畜犬連盟に登録されている唯一の犬種です。

純血のチャウチャウは食用されることはなく、あらかじめ食用に改良されたチャウチャウを食用としているようです。

骨は漢方に、毛皮はコートなどに利用されています。

まとめ

チャウチャウは飼い主には従順で忠実な犬です。

信頼関係があればしつけはさほど難しい犬ではありませんが、良好な信頼関係を築かないと指示を全く聞かなくなります。

家庭犬として飼育するためにはしっかりと社会化させることが必要です。

被毛が厚く、週に1~3回のブラッシングが必要です。

飼育上、とくに意識したいのは温度管理です。

暑い時期は皮膚の炎症が起こりやすいので、注意してください。

チャウチャウは比較的疾患の多い犬種です。

また、体質的に肥満になりやすいので、体重管理にも心がけましょう。

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