キムリックの特徴とかかりやすい病気を解説

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犬とねこ

キムリックはマンクスから派生した猫種で、最大の特徴はその尻尾です。

極端に尻尾が短く、完全に尻尾がない子もいます。

走る姿も個性的で、前足よりも後ろ足が長いことから、跳ねるように走ります。

キムリックの歴史

 

祖先は17世紀以降にイギリスのマン島に持ち込まれ、そのまま土着化した短毛種マンクスで、キムリックはマンクスの中から突然変異で生まれてきた長毛種です。

マンクスはイギリス原産ですが、キムリックはカナダでセミロング被毛を固定化されました。

イギリスのウェールズ地方で愛されていたので、「ウェールズ族」という意味の「キムリック」と命名されました。

マンクスが猫種として認識されたのは1920年代ですが、キムリックは1960年代の初めに見いだされ、1970年代中期以降に人気が出ました。

キムリックを独立した猫種として認めているのはアメリカ内だけで、イギリスでは品種として認められていない現状があります。

長毛の作出は難しく、キムリック同士を交配させても、長毛の個体が生まれる確率は4分の1程度というデータがあります。

このことも、確立した猫種として認められていない原因なのでしょう。

キムリックの性格

用心深く引っ込み思案で、主人と認めた人と家族にしか懐きません。

人間の行動を監視し、飼い主さんの行動に対して敏感に反応します。

マンクスは、神経質であまり懐かないことが多いといわれることが多いですが、品種改良されたキムリックはマンクスほど神経質ではなく、性格は穏やかであるとされています。

キムリックに非常に多い病気

マンクスおよびキムリック特有の遺伝性疾患があります。

そのほか、一般的にねこに多く見られる腎臓病や泌尿器疾患には注意しましょう。

マンクス症候群

マンクスとキムリックが発症する遺伝性のさまざまな障害で、脊椎や脊髄の不全が見られます。

短い尻尾を持ったマンクスの20%にしっぽ以外の先天的奇形が見られ、仙骨の異形成や仙髄の欠損に起因する後肢の麻痺を散見し、失禁や排便障害などを招きます。

根本的な治療法はないので、障害と付き合いながら暮らしていくことになります。

慢性腎臓病

腎臓の機能が長期間にわたってゆるやかに低下し続ける病気で、高齢のねこに多く見られます。

代表的な症状として体重の減少や食欲不振がありますが、初期の変化は緩やかでなかなか気づきにくいものです。

多飲多尿の症状が見られたら要注意です。

病状が進行すると老廃物や有害物質を排泄できなくなり、やがて致死的な尿毒症を起こします。

知らないうちに病状が進行していることが多いので、定期的な健康診断の受診をおススメします。

一度壊れた腎臓は元に戻ることはありませんが、早期発見により投薬と食事療法で進行をおさえることができます。

尿石症

腎臓から尿管、膀胱、尿道の中に結石ができる病気で、結石は膀胱や尿道を傷つけ、尿道に詰まることがあります。

食事の内容とともに、元来ねこがあまり水を飲まずに濃度の濃いオシッコをすることが原因のひとつで、ねこ自身の体質の影響も大きいです。

尿道に結石が詰まると尿が出なくなる尿道閉塞が起こり、命に関わる危険な状態を呈します。

結石の種類や大きさによって対応は異なりますが、食事療法から摘出手術までさまざまです。

再発しやすい病気なので予防が大切です。

食事の内容の見直しや、ねこがオシッコを我慢することがないようにトイレ環境の整備も考えましょう。

まとめ

キムリックは大変神経質なねこで、毛玉があるだけでストレスになるといわれています。

そのため、1日に最低でも2回はブラッシングをしてあげましょう。

あまり活発ではないことから、肥満にも注意が必要です。

キムリックやマンクスは非常に優秀なネズミ捕りのハンターです。

普段は落ち着いて静かに過ごしていますが、標的に出会った時はテンションが急変する場合があります。

また扉や窓の開け方を覚えてしまうことがあるので、脱走には注意しましょう。

 

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