乾燥剤の誤食の危険性について解説

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ペットヘルスケア

お菓子などの食品や洋服ダンスの除湿剤としても使われている乾燥剤を、犬やねこが誤食する事故が多く報告されているそうです。

飼い主さんが注意することが一番の対策ですが、念のために、もし誤食してしまった場合の対処法についても心構えをしておきたいですね。

シリカゲル

シリカゲルの特徴

シリカゲルはクッキーや菓子袋などに入っている透明な丸いビーズ状の乾燥剤です。

透明な粒の中に青い粒が入っているものや、シートタイプのものもあります

シリカゲルの成分は食品添加物としても使われている二酸化ケイ素です。

ごくまれに口の中がただれたり、嘔吐や下痢の症状が出る場合があるそうですが、二酸化ケイ素は体内で消化吸収されないので、誤飲による深刻な健康被害の懸念は少ないでしょう。

シリカゲルを誤食した場合の対処法

シリカゲルを誤食しても、大部分はそのまま体外に排出されます。

少量であれば、水を飲ませて様子をみましょう。

生石灰

生石灰の特徴

白いゴツゴツした粒状のものが、不織布や紙袋に入れられています。

吸湿力が強くコストが安いため、のりや煎餅などに広く使用されています。

生石灰の成分は酸化カルシウムです。

生石灰は強アルカリで腐食性が強く、水を吸収すると200℃以上の高熱を発します。

誤食すると口腔内がただれ、胃粘膜から出血を起こす場合があります。

皮膚に付着するとやけどをする場合があり、目に入ると強い痛みを伴う角膜炎を起こす危険があるので注意が必要です。

生石灰を誤食した場合の対処法

大量に食べた場合は口腔内をよく洗浄し、胃粘膜を保護するために、牛乳を飲ませます。

皮膚や目に入った場合は水で洗浄します。

吐かせることで喉が焼けてしまうことがあるので、無理に吐かせないようにして、動物病院に連れていきましょう。

脱湿剤

脱湿剤の特徴

脱湿剤は洋服ダンスや押入れなどに湿気取りとして使用されています。

除湿剤の容器には、塩化カルシウムの白い粒が入っています。

塩化カルシウムは空気中の水分に触れると化学反応を起こして溶け始め、最後には水のように液状になる性質を持っています。

除湿剤の容器にたまった液体は水のように見えますが、アルカリ性の塩化カルシウム水溶液です。

塩化カルシウムは除湿剤の他に 融雪剤、防塵、結防止剤、食品添加物としても使われているので、それほど危険な物質ではないようにも思えますが、人間が直接触れると皮膚炎を起こす危険があります。

ペットにも同様の危険があると考えたぼうがいいでしょう。

生石灰ほど強烈ではありませんが、同様の症状を引き起こす注意があります。

除湿剤を誤食した場合の対処法

対処法は生石灰と同じです。

誤食の直後であれば口腔内をよく洗浄し、胃粘膜を保護するために牛乳を少量飲ませます。

しばらく様子を見た後で、動物病院に行きましょう。

脱酸素剤

商品名を「エージレス」といいます。

饅頭や生菓子などに使われているもので、酸素と結合して無酸素状態にして食物を腐らさないように品質を長期間維持させる目的の薬剤です。

成分は鉄なので無害です。

まとめ

乾燥剤の袋の残骸が残っていれば、成分表を見て、どのタイプの乾燥剤だったのかを確認しましょう。

誤飲の物質によって対処の仕方が異なります。

また、物質そのものよりも、袋の誤飲のほうが危険な場合もあります。

袋ごと食べてしまった場合には腸閉塞の危険があります。

ワンちゃんはお菓子や食べ物と乾燥剤の区別がつきません。

普段の生活において、誤食して困るものはワンちゃんの目の届く場所に置かないことが最大の対処法です。

 

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