犬の便秘について解説

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ペットヘルスケア

犬の便秘については具体的な基準はありません。うんちの回数にも定義はありませんが、成犬に比べて子犬は回数が多く、1日に5回以上する子もいますが、成長とともに徐々に回数は減り、1日1~2回に落ち着くことが多いようです。

大型犬と小型犬では1回の量は変わりますが、回数はほとんど変わりません。

大切なのは、飼い主さんが毎日の排便回数を知り、体調の変化による増えたり減ったりを見逃さないことです。

便秘の症状

 

便秘のワンちゃんにはいくつかの症状があります。

お尻に痛みがあるために悲しげに鳴いたり、くるくる回ったりすることがあるほか、いきみすぎて吐いてしまうこともあります。これらのサインを見逃さないようにしましょう。

便秘の原因

大腸の不調

大腸の動きが悪くなることで便秘が起こるケースがあります。加齢や運動不足、食物繊維不足のほか、甲状腺機能低下症などの原因があります。

大腸は便を押し出すために蠕動運動をしていますが、蠕動運動が弱まると大腸の中に便がたまっていきます。

大腸内で便の水分が吸収されていくため、滞留した便は水分がどんどん吸い取られてカチカチになっていくので、さらに排便が難しくなります。

自律神経の影響

自律神経の一種である副交感神経の興奮が原因で、大腸が緊張して便がスムーズに運ばれなくなることがあります。これは、環境変化などのストレスがかかったときにみられる現象です。

肛門や消化器などの病気の影響

肛門周囲に傷ができていたり、肛門嚢炎という炎症の影響や、馬尾症候群による神経障害があると、痛みのために排便を我慢して便秘になることがあります。

また骨盤や後肢の骨折があって痛みで踏ん張れない場合や、直腸内の異物や腫瘍、会陰ヘルニアや前立腺肥大による消化管の通過障害によっても便秘が起こります。

愛犬が便秘かどうかを確かめる

犬の便秘には具体的な基準がないため、通常の排便との変化を見つけることが大事です。

たとえば毎日便が出ているワンちゃんが3日も排便がなければ、明らかに異常な状態だとわかるし、普段から1日おきにしか出ない子であれば、もしかしたら、たまたまなのかもしれず、いつもよりも多少間隔が空いていても、元気で食欲があれば少し様子を見ても問題はないでしょう。

ただし、苦しそうにしている、ぐったりしている、吐き気がある、食欲が落ちているなど複数の異常があり、明らかに具合が悪そうであれば、できるだけ早く動物病院を受診したほうがいいと思います。

まとめ

便秘対策で最も重要なのは、食事による腸内環境の改善です。そのためには食物繊維を増やす給餌を心がけましょう。

一番簡単な方法は、一時的にダイエット用のドッグフードを与えることです。ダイエット用フードには、食物繊維が多く配合されています。

また、手作り食を与えている場合は、サツマイモやカボチャ、大根、りんごのような食材がおススメです。

このほか、腸内の善玉菌を増やすための食品を添加するのもおススメです。乳酸菌が入ったヨーグルトや、オリゴ糖を補充するためのバナナやサツマイモといった食材を普段のフードに混ぜて与えましょう。ただし、これらの食品はカロリーが高くなりがちなので、与えすぎに注意しましょう。

運動で体を動かすことも大事です。とくに運動好きなワンちゃんがストレスで便秘になっている場合は、しっかり運動をさせてあげましょう。

人間用の整腸剤でも症状の改善が期待できます。

ビオフェルミン製剤のような整腸剤であれば与えても問題はないでしょう。

ただし、獣医さんの意見も聞いたうえで使用してくださいね。

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