ワンちゃんも人間と同じように歯周病になります。
歯周病が原因となって、さまざまな病気に波及することがわかっています。
歯周病対策には歯磨きが大切だとわかっていても、なかなか上手にできないというのが実情ではないでしょうか。
犬の歯磨きが必要な理由
3歳以上の成犬の80%以上が歯周病だといわれています。
歯周病を放置しておくとどんどん悪化し、やがて歯が抜けて食べられなくなったり、最悪のケースでは顎の骨が溶けてしまうことがあります。
必要なのは、歯垢を除去して歯石をつくらなくすることです。
デンタルガムやおもちゃを噛ませるだけでは、歯垢はほとんど落ちません。
やはり歯垢を取り除くためには歯磨きをするのが最善の方法なんです。
歯磨きの方法
歯磨きを開始する時期
ワンちゃんを家に迎えたら早速準備を始めましょう。永久歯に生え変わる生後6~7か月頃には歯みがきができるようになるといいと思います。
現在すでに成犬の場合でも、できるだけ早く歯磨きを始めることができれば、それだけ早く効果を得られます。
歯磨きのペース
犬の場合、歯垢は3日で歯石になるといわれています。
できれば1日1回、最低でも2日に1回歯磨きできるといいと思います。
ワンちゃんが嫌がって1日で歯全体を磨くことが難しい場合は、2~3日間かけてひと通り全体を磨くようにしてみてください。
やさしく声掛けをして、歯磨きができたら盛大にほめてあげてくださいね。
ルーティーンとして習慣づけることができれば大成功です。
いやがるワンちゃんに歯を磨かせる方法
いくつかのステップを踏んで歯磨きに慣れさせましょう。
最初からうまくいかなくても大丈夫です。
ストレスにならない程度に日にちをかけて少しづつ慣れさせていきましょう。
口元に触れる
口元に触れて嫌がらなかったら大好きなごほうびをあげたりして楽しませながら、徐々に口元に触れる時間をのばします。
慣れてきたら歯や歯茎に触れてみます。やさしくタッチしたらごほうびをあげましょう。
さらに歯茎に沿って奥歯の方まで指をいれてみましょう。
回を重ねるごとに時間をのばしていきます。
歯磨きシートを使ってみる
歯みがきシートを使って歯をみがく練習をします。
前歯に慣れたら奥歯へ進みます。歯みがきシートがなければ、濡らしたガーゼやコットンで代用してもOKです。
歯ブラシを使って磨く
いよいよ歯ブラシを使います。まず歯ブラシに慣れてもらうことが重要なので、最初はカミカミしてしまっても構いません。慣れてきたら磨いていきます。
ワンちゃんの歯みがきで抑えておきたいのは、第4前臼歯と上あごの奥歯です。
奥歯は歯石になりやすいので、しっかり磨きましょう。
バイオペーストルースの紹介
ワンちゃんの歯磨きの際に、ぜひ試していただきたいペット用歯磨き剤があります。
バイオペーストルースは酸化した口腔内を素早く還元し、ペーストが口腔内に留まることで雑菌の繁殖しにくい口内環境を維持することができます。
多くのペット用歯磨き剤には化学添加物が入っていますが、バイオペーストルースは天然由来の原材料を使用し、着色料や香料、防腐剤等の添加物を一切加えていないので、安心して継続的に使用できます。
無味無臭なので、歯磨きペーストのニオイが苦手なワンちゃんにも安心ですよ。
口臭がキツかったワンちゃんが、バイオペーストルースを使用して3日ほどで口臭が気にならなくなったといった感想が多く寄せられています。
まとめ
歯磨きを苦手にしているワンちゃんは多いですが、上手に慣れさせてあげると苦にならなくなりますよ。
愛犬の健康寿命を延ばすために、ぜひ根気よく歯磨きにチャレンジしてみてくださいね。