【動物病院での症例第1位】外耳炎について解説

ペットヘルスケア

犬種に限らずワンちゃんの病気で圧倒的に多いのが耳の病気です。

なかでも外耳炎の症例が多く、放置すると悪化して中耳炎や内耳炎に発展するケースがあります。

外耳炎とはどういう病気か

外耳炎は、耳の穴に急性または慢性の炎症が起こる病気です。

炎症は、耳の穴の入口から鼓膜まで及ぶこともあり、放っておくと鼓膜の奥にある中耳、さらには内耳に波及することもあります。

一般的に外耳炎を発症すると耳にかゆみや痛みが生じます。

動物病院の検診で偶然発見される軽度のものから、耳がただれ、強烈な痒みを伴い、夜も寝られないほど重度のものまで症状は様々です。

痛みのある耳を触らせないようにしようとして、攻撃的になることもあります。

そのほかにも、首を振ったり、足で耳の後ろの部分を掻いたり、耳を下にして頭を傾けるようなしぐさをします。

耳垢が多くなり、耳から悪臭を放つようになって、ようやく飼い主さんが気がつくこともあります。

外耳炎の原因

外耳炎には様々な原因がありますが、代表的なものを紹介します。

マラセチア菌

外耳炎で最も多いのがマラセチア菌の繁殖によるものです。

マラセチア菌は、もともと健康な犬猫の体に普通に常在する菌ですが、いろいろな要因で、異常に繁殖しすぎると病気を引き起こし、湿っぽい黒褐色の汚れと独特の発酵臭を伴います。

マラセチア菌は、脂分を好み、高温多湿の環境で活発に増殖します。

ですから、皮脂の分泌の盛んな犬種(コッカースパニエルやシーズーなど)や垂れ耳の品種はマラセチア菌が増殖しやすいといえます。

耳ダニ症

耳の中にダニの一種が寄生し、激しい痒みを引き起こすことがあります。

このダニは動物間で感染しやすく、散歩やドッグランなどで伝染するケースも多いのですが、治療は比較的容易です。

アレルギー性皮膚炎

犬アトピー性皮膚炎や食物アレルギーによる外耳炎もよくみられる症例です。

犬アトピー性皮膚炎のワンちゃんの80%以上、食物アレルギーのワンちゃんの80%が外耳炎を併発しているという報告があります。

外耳炎の多くがアレルギー体質に関連していることがありますが、ほかにも草の実など異物によるものや、綿棒などによる誤ったケアによるもの、免疫の問題によるもの、腫瘍によるものなど多くの原因がありえます。

外耳炎の特徴

症状が慢性化しやすい

もともと、耳の中には『マイグレーション』と言って、耳の中を自浄化する自然治癒力があるのですが、外耳炎を引き起こす原因によって、そうした機能が働かなくなると、耳の中の環境が悪化し、外耳炎が発症します。

外耳炎の発症には多分に体質的な理由(免疫力の低下など)があるため、一旦完治したのちにも、何度もぶり返すことがあります。

かかりやすい犬種

外耳炎にかかりやすい犬種が知られています。

コッカースパニエル、フレンチブルドッグ、柴犬、プードル、レトリーバー系の犬種、シーズー、ミニチュアシュナイザー、バセットハウンド、アイリッシュセッターなど。

※このほか、すべての犬種で外耳炎は発生します。

外耳炎の治療

治療は、抗菌剤の点耳が主体になります。

早めに治療をしてあげると、ほとんどの場合きちんと治癒しますが、体質や耳の形状は変わらないので、油断するとすぐ再発してしまいます。

体質改善にはドッグフードの交換が有効です。

添加物を含まないフードを与えることでアレルゲンの摂取削減が望めます。

同時に、脂分や高タンパクのおやつをストップすると効果があると思います。

とくに一度外耳炎を経験したワンちゃんには、再発を止めるためにも、ぜひ一度試してみてほしいです。

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