犬の血統書についてわかりやすく解説

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「血統書付き」といえば、「高級なペットの証」として一般的なキャッチフレーズですよね。

今回は国内で発行されている犬の血統証明書(血統書)について、登録の仕方や記載内容とともに、その必要性について解説します。

血統書とはなにか

血統書が生まれた理由

1859年に発刊されたダーウィンの「種の起源」から影響を受け、より優秀な家畜を生み出すために、その特徴を明文化して血統情報を管理するという発想が生まれました。

サラブレッドはより早く走るために血統を管理され、犬についても血統書によって犬種の固定が図られました。

世界初の犬の血統書は19世紀のイギリスで発行され、日本では第一次大戦後に発行されるようになりました。

血統書による管理は家畜全般に広がっています。

日本では松阪牛などのブランド牛にも血統書がありますよね。

血統書の発行団体

世界88か国の団体が加盟している「国際畜犬連名(FCI)」は、純血犬種の登録をおこなっている世界最大の団体です。

日本国内にも血統証明書を発行している団体は複数あります。

JKC(ジャパン・ケネルクラブ)、日本警察犬協会、日本コリークラブ、日本シェパード犬登録協会、日本社会福祉愛犬協会があります。

JKCはFCIにも加盟している団体で、一般的に血統書といえば国内で発行される犬の血統証明書の90%以上を発行しているJKCのものといっていいでしょう。

血統書の発行手順

血統書は、血統書を発行している団体に登録しているブリーダーだけが発行できます。

生まれた子犬の登録は母親の所有者(ブリーダー)がおこないます。

その後、子犬はあたらしい飼い主さんの元に届けられることになりますが、ここで注意しておきたいことがあります。

血統書の名義変更をしないと、子犬の所有者は書面上ブリーダーのままだということです。

実際には、ほとんどの飼い主さんが名義変更しないままの状態で血統書を保管しているようですが、ペットとして飼育するのであれば困ることはほとんどありません。

血統書には何が書かれているのか

まずは犬の名前です。

フルネームは「名前に犬舎名(または繁殖者の姓名)をつけたもの」になります。

さらに、犬種名、性別、毛色、生年月日、繁殖者名、所有者名、血統書発行団体への登録日と登録番号、DNA登録番号、マイクロチップのID番号などの細かな情報が記載されています。

そのほか親犬の情報については、団体公認のドッグショーやアジリティ大会でのチャンピオン賞歴も記載されています。

血統書が必要になる2つのケース

血統書の名義変更をしなくてもほとんど支障がないという解説をしましたが、必要なケースが2つあります。

それは、交配をする場合とドッグショーなどに参加する場合です。

名義の正しくない血統書の犬はイベントにエントリーできませんし、純血種同士での交配で生まれた子犬であっても、血統書を交付することができなくなります。

まとめ

血統証明書は犬の両親をはじめとする血筋を示したもので、純血種の繁殖のためにつくられたものです。

したがって、交配や各種ショーへのエントリーをしないのであれば必要ないものです。

また、犬の健康や優秀さを証明するものではなく、一般的な飼い主さんにとってはとくに必要のないものだといえます。

一方、血統証明書は愛犬のルーツを知ることができる唯一のツールでもあります。

両親犬の名前を入力することで兄弟探しができるサイトもあります。

引き出しの奥深くに血統書を眠らせたままという飼い主さんは、愛犬のルーツを調べてみても楽しいかもしれません。

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