初めてワンちゃんを飼う際に気になるポイントは飼いやすさです。
飼いやすさといっても、その基準は飼い主さんの生活スタイルによって異なります。
無駄吠えしない、運動量が少ない、アクティブな犬など、さまざまです。
したがって、見た目の好みだけではなく、抜け毛が少ない、病気が少ない、しつけがしやすいなど、犬種ごとの特徴を確認したうえで、最初のワンちゃんを選ぶべきだと思います。
物理的に扱いやすいという意味では、初心者が選ぶべき犬種は小型犬になるでしょうか。
そこで今回は、代表的な小型犬の特徴について、飼いやすさというポイントに絞って紹介していきます。
しつけについて
しつけがしやすい犬種
聡明な犬種は初心者でもしつけがしやすく、飼いやすいと思います。
トイプードルやミニチュアダックスフンド、フレンチブルドッグ、シーズー、キャバリアキングチャールズスパニエル、ヨークシャーテリア、マルチーズなどは、初心者の飼い主さんでも上手にしつけを覚えてくれる犬種だと思います。
しつけが難しい犬種
神経質な犬や権威症候群になる可能性が高い犬種は、初心者ではしつけが難しい傾向があります。
チワワ、ビーグル、ジャックラッセルテリア、パピヨン、ビーグルなどの活発な犬種はしつけが難しく、無駄吠えも多くなる傾向があります。
抜け毛について
短毛の犬はブラッシングなど普段の手入れは楽ですが、下毛のあるダブルコートであることが多く、毛髪サイクルも短いため抜け毛が多くなります。
抜け毛が少ない小型犬の種類は、意外にも毛の長い犬種であることが多いのです。
これは、長毛種は下毛のないシングルコートの犬であることが多いためです。
抜け毛が少ない犬種
抜け毛の少ない犬種としては、トイプードル、マルチーズ。ビションフリーゼ、ミニチュアシュナウザーなどが挙げられます。
抜け毛が多い犬種
ビーグル、ウェルシュコーギー、パグ、柴犬などは短毛種ですが、ダブルコートで抜け毛が多い犬種です。
無駄吠え
無駄吠えが少ない犬種
イタリアングレーハウンド、キャバリアキングチャールズテリアシーズー、フレンチブルドッグ、ボストンテリア、マルチーズなどは、吠えることが少ない穏やかな犬種です。
無駄吠えが多い犬種
無駄吠えをしやすい犬種は、警戒心が強く欲求が高く甘えん坊の特徴を持っています。
チワワ、ビーグル、ジャックラッセルテリア、パピヨン、ミニチュアシュナイザー、ヨークシャーテリアは比較的よく吠える犬種です。
病気の少ない犬種
犬の健康長寿の基本は心臓の強さと遺伝性疾患の少なさにあります。
愛犬が病気がちだと飼い主さんは医療費や世話の負担が増えてしまいますよね。
元気で長生きする犬種は、とくに心臓の丈夫さと先天的疾患の少なさが特徴的です。
キャバリアキングチャールズスパニエル、トイプードル、パピヨンは、心臓が丈夫で先天的な病気の少ない犬種です。
暑さへの対応能力
夏の暑さへの対応能力も気になるところです。
暑さに強いといわれている犬種としては、ジャックラッセルテリアやバセンジー、柴犬などが知られていますが、日本の高温多湿の気候への対応については、とくにトイプードルの適応能力が優れています。
運動量の少ない犬種
ひとり暮らしの若い世代やお年寄りの世帯で犬を飼う場合、散歩や運動が重荷になってしまうかもしれません。
室内の遊びだけで充分というタイプの小型犬には、チワワやシーズーがいます。
ボールなどのおもちゃを使った室内遊びをするだけでも運動量としては充分ですが、気分転換やストレス解消として、散歩には必ず連れて行ってあげてくださいね。
1日30分程度で構いません。
まとめ
犬種によって個性や魅力がありますが、これから飼い主さんになる予定の方は、自分のライフスタイルに合わせて飼いやすい犬種をパートナーに選んでほしいと思います。
後のち飼い主さんもワンちゃんも悲しい思いをしないように、くれぐれも見た目だけでワンちゃんを選ばないようにしましょう。