「ねこがノミ取り首輪でがんになる説」を解説

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伝染病を媒介するノミやダニの駆除は、ねこの飼育にとって大変重要です。

多くの飼い主さんは動物病院の指導のもとで滴下剤を処方されていると思いますが、ネットや量販店で販売されてる、いわゆるノミ取り首輪を使用している飼い主さんもいると思います。

結論からいえば、ノミ取り首輪には、ノミやダニを駆除する効果はほとんどありません。

そればかりではなく、一説にはがんになりやすいといわれる危険性が指摘されているのです。

ノミとり首輪ではノミやダニを駆除できない

市販のノミとり首輪は、簡単に装着できてコストが安いという利点があります。

しかし、残念ながらペットショップやホームセンターでよく見かけるノミとり首輪には、ペットに取り付いたノミやダニを駆除する効果はありません。

ノミやダニを駆除できない理由

これらの製品は駆除剤ではなく忌避剤です。

ノミやダニが首輪に接触すれば弱らせることができるかもしれないし、首輪付近から逃げ出す程度の効果はあるのでしょう。

しかし、首輪から全身に有効成分が広がる訳ではないので、局所でしか忌避作用は働きません。

ノミやダニが首の周りだけに寄生しているとは限りませんよね。

ある獣医師さんによれば、買ったばかりだという市販のノミ取り首輪をつけたワンちゃんを診察してみると、ノミがウヨウヨ出てきたという経験を多くするそうです。

ノミとり首輪は中毒に注意!

ノミとり首輪には中毒の危険性があります。

開封後の強烈なニオイで人間でも吐き気を催すこともありますが、ねこにとって危険な成分が含まれています。

ノミとり首輪の中には3か月以上の効果を謳うものもあります。

その薬物濃度はかなりのもので、ねこちゃんが首輪を噛んでしまうと大変危険です。

危険成分ペルメトリン

その危険な成分とはペルメトリンです。

ペルメトリンはゴキブリなどの昆虫やダニに対して忌避効果があるとされていて、農薬や医薬品に広く用いられています。

人間や家畜に対する毒性は低いのですが、ねこや魚に対しては毒性が強いとされています。

前述の獣医師さんによれば、以前ノミ取り首輪に含まれたペルメトリンを舐めて中毒を起こしたねこが、瀕死の状態で連れてこられたことがあったのだそうです。

この獣医師さんは、とくに妊娠時や高齢猫、小ねこにノミ取り首輪を装着させることはおススメできないとコメントしています。

ノミ取り首輪でがんになる可能性がある?

ノミ取り首輪は、ねこの皮膚がんの一種である扁平上皮がんの発症率を5倍にするという報告があります。

製品によって毒性もさまざまでしょうが、アメリカ化科学アカデミーは、ピレスロイド系化合物である、ペルメトリン、シペルメトリンを発がん性の高い農薬として挙げています。

このことからも、ペルメトリンがねこの皮膚がんに何らかの影響を与えている可能性は否定できないのではないでしょうか。

まとめ

ノミ取り首輪は、残念ながら効果があまりない商品が多く、がんになるリスクもあります。

それとは反対に、ハーブなど天然成分でつくられた首輪には、多少の忌避成分は含まれるとしても、殺虫効果は望めません。

結果的に、ノミ取り首輪を装着して害虫を避けるだけでは対策として不充分です。

駆除用の滴下薬を使用すれば、およそ24時間以内にノミやダニを駆除できます。

ノミやダニは蚊と違って一年を通して室内に生息しています。

予防はくれぐれも正しい方法で、定期的におこないましょう。

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