グレートデンの特徴とかかりやすい病気を解説

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犬とねこ

全ての犬種の中でもっとも体高が高く、ギネスブックにも載るほどの超大型犬種です。

グレートデンはドイツを代表する犬で、正式名称は「ドイチェン・ドッゲ」といいます。

あるいは「ジャーマン・マスティフ」と呼ばれることもありますが、なぜかドイツ以外の国では「大きなデンマークの犬」を意味するグレートデンの名前が広く使われています。

グレートデンの歴史

グレートデンの祖先は今から400年前にマスティフとドイツの土着犬が交雑して生まれました。

大きくたくましい体は大型の害獣を駆逐するのに役立ち、イノシシのような手ごわい相手にも勇敢に立ち向かいました。

その後、グレートデンは、真に強く美しい存在の象徴として上流階級のステイタスシンボルとして迎えられ、ギリシア神話の太陽神になぞらえて「犬のアポロ神」の異名を与えられました。

日本への輸入は明治時代で、土佐犬の改良にも使われました。

グレートデンの性格

グレートデンは温和で友好的な性格です。

服従心が強く、挑発に乗らない辛抱強さがあります。

堂々と威厳のある姿ですが、家庭内などリラックスして気を許している場面では、不器用な仕草やひょうきんな一面を見せます。

グレートデンに非常に多い病気

胃捻転

胃捻転は胃が拡張してねじれを起こすことで発生します。

胃や周囲の血流が遮断されて急激なショック状態に陥り、突然死することもある緊急性の高い病気です。

一気食いや水のがぶ飲みと、その直後の運動による胃拡張が主な原因です。

散歩や運動の直後や早朝に発生することが多く、急激にぐったりとし、嘔吐をしたくても吐けない状態になり、多量のよだれを流します。

その後、呼吸困難や脈圧が低下するなどのショック症状を起こすと、治療は一刻を争います。

胃捻転を予防するためには普段の食生活に注意しましょう。

フードの与えすぎのほか、食後すぐの運動をさせないように注意しましょう。

拡張性心筋症

心臓の筋肉の収縮力の低下によって血液を全身に送る力が弱まる病気です。

初期症状はありません。

重症化した場合、不整脈や肺水腫などの心臓や呼吸器の症状が出始めます。

症状が出た段階ですでに重症になっている場合が多いので、定期的な健康診断による早期発見が望まれます。

治療は主に内科療法で、血管拡張薬や強心剤、むくみを取るための利尿剤が処方されます。

ウォブラー症候群

大型犬種のオスに多く発生する、遺伝性の頚骨変形の疾患です。

体の成長スピードに頚骨の形成が追いつかない状態で変形し、1~3歳の若齢で発症します。

悪化すると頚椎のキズが元で下半身が麻痺する場合もあります。

運動制限と痛み止めによる対処的な治療が中心で、手術を選択することは少ないようです。

股関節形成不全

加齢に伴って発生する関節軟骨の変化による進行性の関節疾患です。

完治させる治療法はなく、消炎鎮痛剤の投与やレーザー療法などによる痛みの管理が主な治療となります。

肥満は変形性関節症を悪化させるので、体重オーバーにならないように日頃から体重管理を心がけましょう。

まとめ

グレートデンはその巨体ゆえに、飼育が難しい犬種です。

人懐っこくほかの犬との相性も良いグレートデンですが、巨体ゆえに遊んでいるつもりが相手にケガをさせてしまうこともあります。

また、わがままに育つと手に負えなくなるので、しっかりとしつけることが重要です。

グレートデンは、かなりの運動量が必要な犬種です。

毎日の散歩は朝晩の1日2回、最低でも合計1時間以上はさせてあげましょう。

肥満になると大きな体を支える足腰に負担がかかってしまうので注意しましょう。

実際にグレートデンを飼うとなると、かなりの費用がかかるうえ、広いスペースが必要です。

様々な点においてハードルが高く気軽に飼える犬ではありません。

グレートデンは大型犬の中でもとくに寿命が短い傾向にあり、平均寿命は7~10年といわれています。

高齢期に入る年齢もほかの犬種に比べて早いので、健康状態にはとくに気をつけましょう。

 

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