ヘッドプレッシングを解説

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ペットヘルスケア

ペットの犬やねこが壁に頭をくっつけたまま居眠りをしているような様子があれば、要注意です。

このような奇妙な行動が危険な病気のサインである可能性があります。

ヘッドプレッシングとは

動物が何の理由もなく長時間壁に頭を押し付ける行動は、ヘッドプレッシングと呼ばれています。

家畜全般に散見しますが、とくに犬やねこに多くみられる症状で、注意しなければいけない異常行動のひとつとして呼びかけられています。

ヘッドプレッシングは、ウイルス感染や脳の中枢神経の損傷、脳卒中や代謝性疾患など、脳に何らかの異常を起こしているサインである可能性があります。

ヘッドプレッシングから疑われる病気

感染症

狂犬病やフィラリアなどの感染症によって、ヘッドプレッシングが起こることがあります。

ウイルスのほか、細菌、真菌(カビ)、寄生虫による神経系感染も問題になります。

脳腫瘍

脳のどの部位にがんができるかによって症状は異なりますが、症状のひとつとしてヘッドプレッシングをしている可能性があります。

脳腫瘍のそのほかの症状としては、痙攣発作や情緒の変化、旋回運動などが見られます。

毒性中毒

アルコール類や殺虫剤、不凍液や腐食性物質(トイレ用洗剤など)などの化学物質や金属(水銀や鉛など)などの誤飲誤食が原因として考えられます。

物質によって症状は異なりますが、痙攣発作や嘔吐、呼吸困難などが現れることがあります。

代謝障害

食事からエネルギーに変換するプロセスに何らかの障害がある状態を代謝障害といいます。

たとえば、低血糖は体内に充分な糖分が到達しない場合に起こる代謝障害です。

そのほか、脂質代謝障害や門脈シャント、高ナトリウム血症、低ナトリウム血症などの代謝障害疾患でもヘッドプレッシングが現れる場合があります。

外傷

交通事故や落下事故などによって頭部にダメージを受けた場合にも、ヘッドプレッシングが現れるケースがあります。

ヘッドプレッシングの状況

頭を固いものに押しつけるヘッドプレッシングの仕草に加えて、以下のような異常行動をとる場合は深刻な病気を抱えている可能性があるので要注意です。

●同じ場所を行ったり来たりする
●床に顔を擦り付ける
●円を描くように歩く
●反射神経が鈍い
●視覚障害がある
●痙攣発作がある
●部屋の端でじっとして動かない
●壁をずっと見つめている

似て非なるねこの「ごめん寝」

ねこが、あたかも土下座をしているような格好で寝入ってしまった様子は「ごめん寝」といわれています。

座ったり伏せをした状態のまま寝てしまったケースや、眩しい光から顔を隠して寝ているというケースが考えられますが、基本的には病気の危険はありません。

ごめん寝はヘッドプレッシングに似ていますが、普段のねこの様子からその違いを知っておきましょう。

まとめ

ヘッドプレッシングは、「ごめん寝」と同様に、ペットのかわいらしいポーズであるかのような錯覚をされるケースが多く、深刻な病気の早期発見を阻害していました。

しかし、最近になってオランダの動物愛護団体がSNSを使って警鐘を鳴らしたことによって、世界中にヘッドプレッシングに関する情報が拡散し、ようやくその危険性が知られるようになってきました。

ポイントはヘッドプレッシング以外の症状の有無です。

いわゆるねこの「ごめん寝」とは違うことも確認しておきましょう。

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