犬の難聴について解説

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ペットヘルスケア

人間は歳を取るにつれて耳が聞こえづらくなります。

また、生まれつき耳が聞こえづらい、あるいはまったく聞こえないなど、聴覚に障害を持った方もいます。

犬にも人間同様に先天性や後天性の難聴があり、犬種にかかわらず発症しやすい病気です。

今回は犬の難聴について解説します。

難聴の種類

先天性難聴

先天性難聴は遺伝によるものです。

生まれつき聴力を持たないケースや、耳の内部の成長が阻害されて、生後まもなく犬の聴力が失われるケースもあります。

子犬を飼い始めてから、「しつけが上手くいかない」「何度同じことを教えても覚えない」という場合に、実は耳が聞こえていなかったという場合があるそうです。

事故や病気による後天性難聴

後天性難聴のうち、ケガや病気によって発症するものがあります。

難聴になる病気としては、中耳炎や外耳炎、耳道の炎症性ポリープといった耳の病気のほか、水頭症や甲状腺機能低下症によって引き起こされる場合もあります。

加齢による後天性難聴

ワンちゃんも歳をとると、眼が見えなくなったり耳が聞こえなくなったりする老化現象が見られるようになります。

個体差はありますが、一般的には、犬は視覚、聴覚、嗅覚の順に衰えていくといわれています。

難聴のチェック方法

呼びかけへの反応や、いろんな音への反応を試して難聴かどうかをチェックすることができます。

両耳が難聴の場合は、音への反応が鈍くなるので発見しやすいのですが、片方の耳だけが難聴の場合はわかりづらく、生涯難聴であることに飼い主さんが気づかないこともあります。

高齢の場合は、聴力のほか視力にも影響が出てきます。

犬の聴力検査には、脳幹聴覚誘発反応(BAER)検査というものがありますが、現在のところ日本国内でこの検査ができる施設は限られているようです。

難聴の予防法

先天性の場合や高齢化による難聴を予防する方法はありません。

耳の病気による後天性の場合は、犬の耳の内部を清潔に保つことやストレスを減らすことで予防につながると考えられています。

難聴の犬との接し方

先天的に聴覚障害のある犬は、生まれつき音のない世界で生活しているため、自身では生活に不自由を感じていない可能性があります。

後天性の聴覚障害で急に聴力を失った犬の場合は、音のない世界に慣れるまで、戸惑ったり混乱することが想像できます。

いずれのケースにおいても、飼い主さんのケアが重要です。

最も大事なことはアイコンタクトです。

耳が聞こえなくても眼が見えるのであれば、手話やボディランゲージを使っていろいろなことを伝えることができます。

飼い主さんと眼があったらなでて褒めてあげたり、ご褒美をあげたりすることを根気強く続けていきましょう。

難聴の犬のしつけには手話を使います。

たとえば、「お座り」は右手の人差し指を立てる、「待て」は手のひらを犬に向ける、「いけない」は怖い顔をして手でバッテンを作るなどのサインを決めて指示を伝えます。

まとめ

耳の聞こえないワンちゃんであっても、聴覚以外の手段を使って飼い主さんとコミュニケーションをとることは充分可能です。

耳が聞こえないからといってあきらめるのではなく、粘り強く積極的にコミュニケーションをとり続けましょう。

家にこもるのではなく、散歩も積極的にしてください。

ワンちゃんは車や自転車が近づく音に気づかないので、飼い主さんがワンちゃんの耳になってくださいね。

急に耳が聞こえなくなったワンちゃんは、ショックを受けて精神状態が不安定になることがありますが、根気よくコミュニケーションを続けることでワンちゃんは精神的に安定し、飼い主さんとの絆がますます深まるはずです。

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