暖房と尿路結石の関係を解説

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ペットヘルスケア

高温多湿な気候が苦手な犬にとって、冬は過ごしやすい季節といわれていますが油断は禁物です。

寒い時期に気をつけたいのが、犬を飼育している室内での暖房の使い方です。

犬がストーブや暖房器具の前で寝ている姿は微笑ましいものがありますが、そこには思わぬ危険が潜んでいます。

今回は冬場にとくに気をつけたい尿路結石の予防方法について解説します。

乾燥に弱い犬の皮膚

犬は人間と比較して、皮膚が弱い動物です。

犬は全身を被毛が覆って皮膚を守っています。

ところが、皮膚の組織は人間と比較して角質層の厚さが3分の1しかないので、暖房器具を使用すると皮膚の表面が暖められて、体内の水分がどんどん蒸発していきます。

これが寒さに強く暑さに弱い犬の特性でもあります。

冬は飲水量が不足しがち

体内の水分が減った場合は、水を飲んで補給する必要があります。

暑い時期であれば自然に水を飲むので心配はありませんが、これは人間でも同じですが、気温が低いときは体が水分不足を感じにくいのです。

体内の保有水分が低下すると、血液や尿が濃縮されていきます。

要するに脱水症状になるわけです。

尿路結石のメカニズム

慢性的な水分不足に陥ると、尿路結石になるリスクが高まります。

尿の成分が凝縮されるとミネラル分が濃くなり、尿内のシュウ酸やリン酸がカルシウムやマグネシウムと結合して結晶を生成します。

通常であれば、結晶はふたたび尿に溶けて排泄されるのですが、結晶が巨大化して結石になると、尿路に詰まってしまうことがあるのです。

オシッコの色からわかるさまざまな病気

尿の色から、さまざまな病気のサインを見つけることができます。

「濃い黄色」の場合は膀胱炎の可能性があります。

「茶色やオレンジ色」であれば、肝臓病やタマネギ中毒の疑いがあり、「無色透明」の場合は、腎臓機能の低下や慢性腎不全、糖尿病などが考えられます。

「緑色」の場合は、緑膿菌が原因の膀胱炎や前立腺炎などが考えられます。

「赤やピンク色」の場合は、オシッコに血が混ざっている状態です。

膀胱炎や尿石症、前立腺炎、腫瘍などの疑いがあります。

全体的に赤く染まった血尿の場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。

トイレシートをよく見てキラキラ光っている場合は、結石の前段階である結晶の可能性があり、そのままにしておくと結石になるリスクが高まります。

積極的な水分補給を

犬は寒い時期に脂肪を蓄えようとする本能の働きによって、いつも以上に食欲が旺盛になり、運動量が減少して水分摂取が減ってしまう傾向があります。

水をたくさん飲んで運動をすれば、結晶は結石になる前に尿として排出されますが、運動不足、飲水量不足になると尿が長く体内に留まり、膀胱炎や尿路疾患になるリスクが高まるのです。

冬場の健康管理のためには、意識的に運動量を維持し、水分を充分に摂取させる必要があります。

水分摂取については、普段ドライフードを与えている場合であれば、少しお湯でふやかすとか、フードのほかにスープ類を与えるといった工夫をしてみましょう。

水をこまめに新鮮なものに交換してあげると、飲み出すこともありますよ。

まとめ

寒い日は人間でも水分補給を忘れがちです。

愛犬のトイレの回数をチェックして、充分な水分を摂らせる工夫をしてみてください。

オシッコを観察して、普段の様子と違うと感じた場合は動物病院に相談しましょう。

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