イタリアングレイハウンドの特徴とかかりやすい病気を解説

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犬とねこ

イタリアングレイハウンドは、グレイハウンドを小型化した犬種です。

優雅で気品があり、しなやかな脚で軽やかに動く身のこなしが特徴的です。

グレイハウンドと同じように、前脚と後ろ足を揃えて動かし、背中を使って走るダブルサスペンションギャロップという走法で、ほかの犬種とは比較にならないほどの俊足を発揮します。

イタリアングレイハウンドは子犬の頃の毛色は黒いのですが、成長するとベージュやグレイの毛色に変化します。

この毛色の変化も、イタリアングレイハウンドを飼ううえでの魅力のひとつです。

イタリアングレイハウンドの歴史

イタリアングレイハウンドの起源はローマ時代まで遡ります。

ウサギなどの小動物を狩るサイトハウンドとして活躍したほか、ローマ時代の貴婦人達のペットとしても大人気でした。

その後もイタリアングレイハウンドは西欧の上流階級のペットとして飼育され、ルネサンス期には絵画や美術品に繰り返し登場しています。

日本に入ってきたのは意外に早く江戸時代のことで、大名や富裕層に愛されました。

イタリアングレイハウンドの性格

性格は温厚で穏やか、やや内気で繊細です。

攻撃行動をみせることはほぼありません。

情愛深く家族の一員として家庭に馴染みますが、知らない人には距離を置く傾向があります。

イタリアングレイハウンドに非常に多い病気

華奢な骨格で飛び跳ねるので骨折には注意しましょう。

室内で椅子やベッドから飛び降りただけで骨折したというケースもあるそうです。

そのほか、以下の病気にも注意が必要です。

膝蓋骨脱臼

後脚の膝の骨が大腿骨のくぼみから外れる(脱臼する)症状で、小型犬種によく見られます。

オスよりもメスの発症例が多く、膝関節周辺の筋肉や靭帯の先天的異常が原因で発生するといわれています。

軽症の場合は飼い主さんが気づかないことも多く、小さな脱臼を繰り返して関節炎を発症したり、悪化すると骨が変形してしまう場合があります。

スキップするような動きや、足を引きずる、遊んでいて急に鳴いて痛がるなどの症状を見つけたら、すぐに獣医さんに相談して治療を開始しましょう。

てんかん

てんかんは、発作的に繰り返される全身性のけいれんや意識障害を主な症状とする脳疾患です。

多くは3歳までの若齢期に発症しますが、6~7歳頃に初めて症状が出ることもあります。

いわゆる「特発性」のてんかんの場合は、遺伝的素因が関与するといわれています。

主な治療は抗てんかん薬による発作のコントロールです。

発作を完全になくすことは難しく、治療目標は発作の頻度と強度を下げることです。

てんかん発作は、精神的なストレスや強い刺激(フラッシュのような強い光、金属音、ビニール袋の音など)、天候の変化などの環境変化が引き金となって発生することが知られています。

ストレスや過度な刺激を与えないように生活させてあげましょう。

緑内障

眼球内の圧を保つ房水(ぼうすい)がうまく流れずに眼圧が上昇し、眼球内を圧迫します。

眼球の内側から外側に強い圧力がかかり、激しい痛みを起こします。

初期症状としては目を気にしたり、まぶしそうにする様子が見られます。

角膜炎や結膜炎を併発するほか、放置すると失明してしまう恐れがあります。

4~9才の発症が多いといわれ、イタリアングレイハウンドは好発犬種です。

目薬や注射、飲み薬で眼圧を下げる治療が中心です。

普段から愛犬の目を観察して、目元を触ると痛がる、充血している、まぶしそうに目を細めているなどの異変に注意し、症状に気づいたら一刻も早く動物病院へ行きましょう。

CDA脱毛症(カラー・ダイリューション・アロペシア)

ブルーの毛色部分だけが脱毛する病気で、ドーベルマンとイタリアングレイハウンドに多く見られる遺伝性疾患です。

毛色が薄いほど発現率が高くなるという報告があり、近親交配による出現率も高いと推定されています。

有力な対策がないので、脱毛した場合は冬に限らず衣類を着せて皮膚を守ってあげてください。

まとめ

イタリアングレイハウンドは短毛で抜け毛が少なく手入れはしやすいですが、寒さに弱く冬には衣類を着用させる必要があります。

多くの運動量を必要とする犬種ですが、寒い時期や酷暑の時期は、散歩は控えて空調管理のできる室内で遊んであげましょう。

しつけは難しくはありません。

子どもやほかのペットとも仲よくできますが、辛抱強さの反動でストレスを溜めて、心因性の病気になるリスクがあるので注意してください。

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