日本スピッツの特徴とかかりやすい病気を解説

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犬とねこ

日本スピッツは、かつては国内の登録犬数トップになるほどの人気犬種として親しまれていた犬種です。

ブーム当時は「キャンキャン吠える」といったイメージがありましたが、現在は無駄吠えが改善され、その愛らしさが再び人気を集めています。

日本スピッツの歴史

日本スピッツの由来には諸説ありはっきりしませんが、外国から持ち込まれた祖先犬を日本で改良して作出した犬種だということは確かです。

有力な説は、シベリア大陸からきたジャーマン・スピッツや、アメリカン・エスキモー・ドッグ、イタリアン・スピッツなどの白いスピッツ系の犬種を交配して小型に改良して固定したものと考えられています。

日本スピッツは戦後から高度成長期にかけて急速に流行し、1950年代には日本国内で登録された家庭犬の40%を占めるほどの大人気犬種になりました。

しかし、日本スピッツは無駄吠えが多いことからブームはあっけなく終わり、しばらく目にすることがなくなりました。

その後、日本スピッツを愛する愛犬家の手によって繁殖が続けられ、吠え癖が少ない温厚な犬種へと生まれ変わりました。

日本スピッツの性格

近年は無駄吠えが少なく、温和で人なつっこい性格の犬が増えてきました。

家族を愛し、ほかの動物とも仲良くできます。

ただし、見知らぬ人に対しては距離を置き、神経質になることもあります。

周囲の環境に過敏に反応しないように、子犬の頃から積極的に屋外に連れ出すなど、様々な刺激に慣れさせるトレーニングが必要です。

日本スピッツに非常に多い病気

膝蓋骨脱臼

後脚の膝の骨が大腿骨のくぼみから外れる(脱臼する)症状で、小型犬種によく見られます。

オスよりもメスの発症例が多く、膝関節周辺の筋肉や靭帯の先天的異常が原因で発生するといわれています。

軽症の場合は飼い主さんが気づかないことも多く、小さな脱臼を繰り返して関節炎を発症したり、悪化すると骨が変形してしまう場合があります。

スキップするような動きや、足を引きずる、遊んでいて急に鳴いて痛がるなどの症状を見つけたら、すぐに獣医さんに相談して治療を開始しましょう。

スピッツ犬血小板障害

スピッツ犬特有の遺伝性疾患で、体の免疫機能が血液中の血小板を破壊し、様々な症状を示す病気です。

典型的な症状は、キズがつくと傷口から出血が止まりにくくなることで、そのほかに軽い刺激でも出血するなどの異常が起こります。

血小板を破壊する免疫機能を抑える治療をおこないますが、薬での治療で効果が得られない場合は、脾臓を手術で摘出することもあります。

甲状腺機能低下症

甲状腺ホルモンの分泌の減少によって、元気がなくなり、脱毛や肥満、低体温などの複数の症状が現れます。

とくに高齢犬に見られる病気で、免疫不全や遺伝性による甲状腺の機能不全、腫瘍や副腎皮質機能亢進症などが原因であると考えられます。

治療は甲状腺ホルモン薬の投与で、基本的に生涯投与し続ける必要があります。

皮膚疾患

日本スピッツは皮脂腺が少なく肌が敏感で、皮膚疾患を起こしやすい傾向があります。

膿皮症、落葉状天疱瘡、全身性紅斑性狼瘡、アレルギー性皮膚炎に注意する必要があります。

皮膚疾患はこまめなブラッシングである程度予防することができるので、過度なシャンプーは厳禁です。

まとめ

頭がよく飼い主さんに忠実な犬種ですが、しつけを誤るとわがままな性格に育ってしまうことがあります。

日本スピッツの飼育は、良いことと悪いことの区別をはっきりと教えることができ、毅然とした態度を犬に示すことができる人に向いているでしょう。

日本スピッツは体力旺盛なので、毎日充分な運動ができる環境が必要です。

1日2回の散歩のほか、ドッグランなどで走り回ることも好きです。

換毛期には驚くほど抜け毛が多くなるので、この時期には必ず毎日ブラッシングをしてください。

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