キトンブルーの瞳の仕組みを解説

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犬とねこ

大人のねこの瞳の色はブルーやグリーン、茶色など様々ですが、生まれたばかりの子ねこは最初からいろいろな瞳の色をしているわけではありません。

キトンブルーとは、直訳すると「子ねこの青」です。

ねこは皆、子ねこの頃は瞳の色が青いのです。

生まれてからある一定の期間はキトンブルーの瞳をしていて、その後、成長するにつれて、色が変化していきます。

キトンブルーとはなにか

ねこの瞳は、「虹彩(こうさい)」という部分がほとんどの割合を占めていて、人間の白目にあたる部分は見えません。

つまり、ねこの瞳の色は虹彩の色のことなんです。

虹彩は角膜と水晶体の間にある薄い膜で、瞳孔の大きさを調節することによって、網膜に入る光の量を変える働きをします。

生まれて間もない子ねこは、虹彩の色素が極端に少ないため、長い波長である赤やオレンジの光を吸収し、短い波長の青色や紫色を散乱するため、人間の視覚には青く見えるのです。

この現象は「レイリー散乱」と呼ばれています。

子ねこが成長していくにつれて、虹彩に色素が沈着していき、瞳の色はキトンブルーから本来の色に変化していきます。

瞳の色が変化する時期

子ねこは生後10日ごろから目が開き始めます。

目が開くと、子ねこの瞳の色がキトンブルーであることがわかります。

生後3~4週頃が、キトンブルーがいちばん美しく見える時期です。

その後子ねこの虹彩に色素がつき始め、キトンブルーから徐々に成猫の瞳の色になっていきます。

一般的に、生後6か月~1年で成猫の目の色に落ち着くとされています。

この期間が案外短いため、いつの間にか飼いねこの瞳の色が変わっていることも多いようです。

成猫の瞳の色

大人に成長していく過程でつくられるメラニン色素の多さ、少なさによって、瞳の色には様々なバリエーションがあります。

瞳の色は、メラニン色素が少ない順から「ブルー→グリーン→ヘーゼル→アンバー→カッパー」となります(※もっと細かい分類もありますが概略で)。

●ブルー・・・ペルシャ、ヒマラヤン、シャム 、バリニーズなど
●グリーン・・・ロシアンブルー、ベンガル、エジプシャンマウなど
●ヘーゼル(ヘーゼルナッツのような薄いブラウン)・・・スコティッシュなど
●アンバー(琥珀色やイエロー)・・・バーミーズなど
●カッパー(褐色や銅色)・・・ブリティッシュショートヘア、ボンベイなど

日本猫にはカッパーの瞳が多いといわれています。

カッパーは温暖な気候の地域のねこに多く、寒冷地出身のねこよりも太陽光をたくさん浴びていることが理由ではないかと考えられています。

もっとも現在では、他の地域との交配が進んでいるので、地域による虹彩の色の偏りはないともいわれます。

このほか、特殊なタイプとしては左右の瞳の色が違う場合があります。

これをオッドアイといい、おもに白い被毛のねこに見られます。

まとめ

ねこは子どもの頃はみな青いキトンブルーの目をしていますが、大人になるにつれてそれぞれの個性的な瞳の色に変わっていきます。

どんな色の瞳に変わっていくのかを想像することも、子ねこを育てる楽しみのひとつですね。

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