ペキニーズの特徴とかかりやすい病気を解説

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犬とねこ

ペキニーズの特徴である全身のふわふわの長い被毛は、ほかの犬種にはない際立った魅力です。

今回は、可愛らしい見た目とは裏腹に、「性格が悪い」といわれることもあるペキニーズについて、解説して解説していきます。

ペキニーズの歴史

ペキニーズとは「北京の犬」という意味で、中国では「京巴(ジンバー)」と呼ばれています。

犬種としての成り立ちは紀元前まで遡るといわれており、長きにわたって皇帝への献上品として贈られてきた特別な犬です。

歴代王朝の宮廷のみで飼育が許されていたという逸話を持ち、門外不出の犬として大切に扱われていたペキニーズでしたが、阿片戦争の時に紫禁城からイギリスに持ち出されたことで世界に広まりました。

ペキニーズの性格

一部では「猫っぽい性格」「性格が悪い」といわれるペキニーズですが、悪評(?)の理由は、自己中心的かつプライドが高いとされていることにあります。

独立心が旺盛で頑固、自分のやり方を押し通し、人に媚びるようなことはほとんどしません。

人見知りが強く気まぐれ、抱っこされることすら嫌がる子も多いようです。

それでいながら飼い主さんに対する独占欲が強い犬種です。

したがって、多頭飼育には不向きな犬だといえるでしょう。

ペキニーズに非常に多い病気

椎間板ヘルニア

ペキニーズは先天的な遺伝子異常により、椎間板ヘルニアを起こす危険性が最も高い犬種のひとつです。

椎間板ヘルニアの治療は、軽症であればステロイドなどの内服薬で炎症を抑えることもあり、重症の場合は外科手術を選択する場合もあります。

大切なのは術後の管理やリハビリです。

リハビリについては鍼治療も選択できます。

ヘルニアにさせないためには、何よりも肥満にさせないことが重要です。

あまりアクティブな犬種ではないので、肥満対策のためには食事やおやつの量を守ることから始めましょう。

そのほかには、二本足で立たせるなど、あまり無理な姿勢をとらせないことも大切です。

軟口蓋垂過長

短頭種であるペキニーズの特徴として、軟口蓋垂過長になりやすい傾向があります。

軟口蓋垂過長とは、口腔内の軟口蓋が気道を塞いで呼吸を妨げる呼吸器系の疾患です。

興奮時のガーガーという異音やチアノーゼなどの症状があり、呼吸困難から失神するケースもあります。

軟口蓋過長症の根本的な治療は、軟口蓋の長い部分を切除する外科治療です。

抗炎剤の処方などの内科治療は対処療法にとどまります。

鼻腔狭窄

軟口蓋垂過長と同様に、短頭種がなりやすい先天的な呼吸器系疾患です。

鼻腔が狭くなることで呼吸がしにくくなり、重症化すると呼吸困難に陥ります。

普段から呼吸が荒い、頻繁にチアノーゼになるなどの症状が現れたら重症化のサインです。

先天性の疾患なので予防は難しいですが、肥満防止によって病状の進行を止めることが可能です。

僧帽弁閉鎖不全症

ペキニーズは先天的に心臓が弱く、年齢を重ねると僧帽弁閉鎖不全症に罹患しやすくなります。

左心室と左心房の間の僧帽弁には、血液が逆流することを防ぐ役割があります。

ところが、この弁が変性して上手く閉まらなくなると、血液が左心室から左心房へと逆流してしまいます。

僧帽弁閉鎖不全症の特徴的な症状は咳です。

興奮時や、夜から朝方にかけて苦しげな咳をするようになったら要注意です。

病状が悪化して心不全の状態へ進行すると、肺の中で血液が鬱滞して肺水腫になります。

肺の働きが弱くなると、酸欠状態となり、舌の色が紫色になるチアノーゼが認められるようになります。

治療には投薬治療と外科手術による治療があります。

僧帽弁閉鎖不全症の手術は非常に高度な技術と設備を要するため、実施している病院は限られています。

薬による治療では完治させることはできません。

この病気は早期の段階では無症状で、定期検診時に心臓の雑音によって発見されることがほとんどです。

ペキニーズの飼い主さんには、愛犬がシニア期になる前から心臓の検査を含めた定期検診を受けることをおススメします。

まとめ

ペキニーズは、ほかに類を見ないほど特徴的で魅力のある犬種です。

およそ犬らしくないマイペースの性格のペキニーズは、ほかのワンちゃんでは満足できない人にうってつけの犬種といえるでしょう。

ペキニーズは、換毛期に限らず定期的なブラッシングが欠かせません。

すぐに毛玉ができてしまうので、ブラッシングは毎日やりたいところです。

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