プチ・ブラバンソンの特徴とかかりやすい病気を解説

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犬とねこ

プチ・ブラバンソンは、ブリュッセルグリフォン、ベルジアングリフォンとルーツを同じくする兄弟犬種です。

これらの3つの犬種について、日本では2002年まで「ブリュッセルグリフォン」で統一されていましたが、原産国ベルギーとFCI国際畜犬連盟の方針によって別々の犬種として扱われるようになり、日本でもそれに準じることになりました。

映画「スターウォーズ」のキャラクターのモデルになったことでも知られています。

プチ・ブラバンソンの歴史

 

「グリフォン」は尖ったもの、細長いものを指すフランス語で、転じて粗い被毛を表す言葉です。

歴史上、最初にグリフォン種が記録されたのは15世紀に描かれた絵画の中ですが、それ以前はどのような成り立ちだったのか、はっきりしません。

元々、食物を荒らすネズミ退治のために一般家庭で飼われていた犬でしたが、小さく愛らしい姿や明るくひょうきんな性格から、上流階級の家庭でも飼育されるようになりました。

19世紀になって、この犬種の魅力をさらに高めようと、当時流行していた短頭種と交配させて鼻ぺちゃの顔立ちにしようという試みがなされました。

パグをはじめヨークシャーテリア、キャバリアとの交配がおこなわれ、ブリュッセルグリフォンの基礎ができあがりました。

その後、グリフォン種は茶系の被毛のものを「ブリュッセルグリフォン」、短毛のものを「プチ・ブラバンソン」、黒毛のものを「ベルジアングリフォン」と区別して呼ぶようになり、原産国のベルギーではこれらをすべて別の犬種として扱うことになりました。

プチ・ブラバンソンの性格

性格は陽気で明るく遊び好きです。

飼い主さんには忠実で愛情深く接することができます。

頑固な一面がありますが、物覚えがよいため、根気強く接すればしつけることができます。

人なつこく番犬には向きませんが、攻撃的なところが少ない穏やかな性格なので、初めて犬を飼う人や多頭飼育にも向いています。

プチ・ブラバンソンに非常に多い病気

軟口蓋過長症

軟口蓋過長も短頭種に多い呼吸器疾患です。

上あごの奥の部分にある軟口蓋が普通より長く、気道をふさいで息がしにくくなる病気です。

減量プログラムで経過を観察するケースもありますが、根本治療としては外科的に軟口蓋を切除する方法を選択します。

膝蓋骨脱臼

後脚の膝の骨が大腿骨のくぼみから外れる(脱臼する)症状で、小型犬種によく見られます。

オスよりもメスの発症例が多く、膝関節周辺の筋肉や靭帯の先天的異常が原因で発生するといわれています。

軽症の場合は飼い主さんが気づかないことも多く、小さな脱臼を繰り返して関節炎を発症したり、悪化すると骨が変形してしまう場合があります。

スキップするような動きや、足を引きずる、遊んでいて急に鳴いて痛がるなどの症状を見つけたら、すぐに獣医さんに相談して治療を開始しましょう。

拡張性心筋症

心臓の筋肉の収縮力の低下によって血液を全身に送る力が弱まる病気です。

初期症状はありません。

重症化した場合、不整脈や肺水腫などの心臓や呼吸器の症状が出始めます。

症状が出た段階ですでに重症になっている場合が多いので、定期的な健康診断による早期発見が望まれます。

治療は主に内科療法で、血管拡張薬や強心剤、むくみを取るための利尿剤が処方されます。

難産

病気ではありませんが、プチ・ブラバンソンは難産で知られています。

頭が大きいために出産に時間がかかり、出生直後に呼吸不全で亡くなったり、出産途中で死産になる場合がしばしばあるため、帝王切開を選択することが多くなるでしょう。

まとめ

プチ・ブラバンソンは基本的に吠えることの少ない犬種ですが、性格も含めて個体差が大きいといわれています。

キング・チャールズ・スパニエルやパグのほか、アーフェンピンシャー、ヨークシャーテリアなど、数多くの血統がかけあわされた結果生まれた犬なので、祖先のどの性質が色濃く出るかによって個性が違ってきます。

その意味で、大変面白い犬種だといえるかもしれません。

また、暑さ寒さの両方に弱い犬種なので、温度管理に注意しましょう。

犬は気温22度、湿度60%を超えると熱中症のリスクがあります。

寒い時期は暖房器具なども使用してあげてください。

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