グレートピレネーズの特徴とかかりやすい病気を解説

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犬とねこ

巨大でありながら、優雅さのある外見がグレートピレネーズの最大の魅力です。

極寒の山岳地帯で生活するための純白の厚い被毛とつぶらな真っ黒な目、大きく黒い鼻と少し垂れた唇が備わって、まるで白熊のような印象を受ける犬種です。

グレートピレネーズの歴史

スペインとフランスの国境に連なるピレネー山脈で牧羊犬や番犬として飼育されていた犬種で、6世紀頃に中央アジアやシベリアから入ってきたチベタンマスティフ系の犬が祖先とされています。

17世紀にはフランス宮廷でもてはやされるようになりました。

マリー・アントワネットがピレニーズを護衛犬としていたことはあまりにも有名です。

グレートピレネーズの性格

温厚で穏やか、表情が豊かで愛情深く、忍耐強さを兼ね備えています。

家族にはよく慣れますが縄張り意識が強いため、見知らぬ人には警戒心をむき出しにすることがあります。

番犬としては最適ですが、フレンドリーな性格に育てるためには、幼いうちからさまざまな人や犬とふれ合う機会をつくり、社会性を学はせる必要があります。

頑固な性格なのでしつけには時間がかかりますが、根気強く教えればきちんと覚えてくれます。

グレートピレネーズに非常に多い病気

胃捻転

大型の犬種に多く見られる病気で、胃が拡張してねじれを起こすことで発生します。

胃や周囲の血流が遮断されて急激なショック状態に陥り、突然死することもある緊急性の高い病気です。

一気食いや水のがぶ飲みと、その直後の運動による胃拡張が主な原因です。

散歩や運動の直後や早朝に発生することが多く、急激にぐったりとし、嘔吐をしたくても吐けない状態になり、多量のよだれを流します。

その後、呼吸困難や脈圧が低下するなどのショック症状を起こすと、治療は一刻を争います。

胃捻転を予防するためには普段の食生活に注意する必要があります。

フードの与えすぎのほか、食後すぐの運動をさせないようにしましょう。

股関節形成不全

関節軟骨の変化による進行性の関節疾患です。

そのほとんどは加齢に伴って発生する原発性変形性関節症です。

この病気を完治させる治療法はなく、消炎鎮痛剤の投与やレーザー療法などによる痛みの管理が主な治療です。

肥満は変形性関節症を悪化させるので、体重オーバーにならないように日頃から体重管理を心がけましょう。

 皮膚病

二重の厚い被毛に覆われているグレートピレネーズは皮膚疾患の多い犬種です。

夏場の湿度の多い時期などに出やすく、炎症や痒みは繰り返すことが多いので、早めの処置が大切です。

ブラッシングで抜け毛を定期的に取り除き、シャンプーで皮膚の汚れをしっかり落として皮膚病を予防しましょう。

 外耳炎

外耳の皮膚に炎症が起こる病気です。

グレートピレネーズのような垂れ耳の犬種に多く見られ、治療が遅れると慢性化してしまいます。

普段から耳を清潔に保つことで予防が可能ですが、間違った方法で耳掃除をすると、キズがついて、外耳炎を引き起こす原因になる場合もあります。

骨肉腫

骨肉腫は骨と軟骨に発生する悪性腫瘍です。

大型犬の発生が多く、死亡率も高い病気です。

遺伝的な関与が考えられますが、原因ははっきりしていません。

発症の平均年齢は7歳とされていますが、それより若いワンちゃんでも発症することがあります。

四肢の長い骨に腫瘍ができることが多く、激しい痛みを伴い、足の腫れや跛行などの症状がみられます。

骨肉腫のある部位および、転移があるかどうかによって治療は異なります。

転移がなく、手術で切除が可能であれば摘出を選択しますが、ほとんどのケースでは断脚をおこないます。

すでに転移があるなど摘出が難しい場合は、抗がん剤や放射線療法を選択しますが、完治は難しいといわれています。

まとめ

元来使役犬だったピレネーズには、多くの運動量が必要です。

朝晩の1日1回、それぞれ1時間以上の散歩をさせてあげましょう。

寒さに強い犬種で、高温多湿の日本の夏は苦手です。

散歩の際には、押し倒されたり転倒する危険があるので、巨体を制御できる力のある人でないと飼育は難しいでしょう

寝る場所にはクッション性の高い敷物を敷いて、肘や関節部の床ずれやタコの予防をしてあげてください。

また、大量のウンチやおしっこができる庭も必要です。

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