犬を愛した2人のイギリス女王を解説

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犬とねこ

英国王室は代々愛犬家で知られています。

今回は王室のペットブームの先駆けとなった2人の女王、ビクトリア女王とエリザベス女王を紹介します。

イギリスのペットブームのさきがけ

イギリスにおいて犬がペットとして一般化し、ペットブームが起こった19世紀は、中産階級が出現した時期と重なっています。

犬を飼育することは富裕層にとってのステイタスシンボルになったのです。

1873年には純血種の犬籍管理などを目的にして、世界最古の愛犬家団体「ザ・ケネルクラブ」が誕生しました。

ペットブームに拍車をかけたのはビクトリア女王です。

女王はコリーやテリア、ダックスフンドなど多数の犬を飼育していました。

ビクトリア女王が愛したポメラニアン

1888年、ビクトリア女王はイタリアで出会ったポメラニアンを大変気に入り、イギリスへ連れ帰りました。

1859年にはドッグショーが初めて開催されましたが、ビクトリア女王も1891年におこなわれたドッグショーに数頭のポメラニアンを出場させています。

女王はいろんな犬種の犬を飼育していましたが、とりわけポメラニアンを愛し、亡くなるときにもポメラニアンがその枕元にいたといわれています。

エリザベス女王が家族と呼ぶコーギー

コーギーとの出会い

現在90歳を過ぎ、史上最長の在位記録を更新し続けるエリザベス女王にとって心の支えとなっているパートナーは、コーギー(ウェルシュ・コーギー・ペンブローク)です。

エリザベス王女18歳のバースディに、父ジョージ6世からプレゼントされたのが、はじめての飼い犬となるコーギー犬のスーザンでした。

これまで女王が飼った30匹以上のコーギー達は、すべてスーザンの子孫です。

1959年にスーザンが死去した際には、女王の離宮サンドリンガムに「女王の忠実な友人」と刻まれた墓碑とともに埋葬されました。

女王とコーギーたちの生活

エリザベス女王はブリーディングにも熱心に取り組んできました。

女王とともに暮らすコーギーは常時7~8匹ですが、最高時には13匹いたこともあるそうです。

移動先や拠点となる場所には愛犬達も同行するため、かれらの世話は大変です。

エリザベス女王の周囲で一斉に愛犬たちが走り回る様子を、故ダイアナ元妃は「動く絨毯」と表現したそうです。

犬たちの待遇もVIP扱いで、宮殿内には「コーギー・ルーム」と呼ばれる専用の寝室が用意され、食事もすべて手作りで、多い時には飼育担当の執事が6名いたといわれています。

コーギーの血筋が途絶える

エリザベス女王が愛したスーザンの最期の末裔ウィローが2018年に亡くなりました。

女王はスーザンの血筋を絶やさないようにブリーディングを続けてきましたが、その最後の一匹が14代目のウィローでした。

ウィローの死によって、女王のコーギーの血筋が途絶えたのです。

まとめ

イギリス王室のコーギーは途絶えましたが、エリザベス女王の元にはバルカンとキャンディという名前の2匹のドーギーが仕えています。

ドーギーとは、エリザベス女王のコーギーと女王の妹マーガレット王女のダックスフントを交配させて作出した交配種です。

ザ・ケネルクラブケネルからは公認されていませんが、生い立ちの珍しさや知名度などから、将来的には公認される日が来るのかもしれませんね。

 

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