家庭菜園でせっかく育てた野菜を野良猫にイタズラされたり、庭が糞尿スポットになって困っている方も多いのではないでしょうか。
いろんなグッズを使ってみても効果がなかったという場合には、ねこよけに効果があるといわれているハーブを試してみてはどうでしょうか。
市販のねこよけグッズと比べて、コスト面でも安く抑えることができるのでおススメです。
ねこの困った習性
野良猫はテリトリーに執着する習慣が強く、自分の縄張りを毎日見回って点検しています。
そして一旦トイレの場所と決めたら、ずっとそこを使い続けるという習性があります。
また、縄張りを主張するために、玄関ドアや鉢植え、駐車場に停めてある車などにマーキングをします。
ねこよけにハーブが効果的だと考えられている理由
ねこは柑橘系の匂いが苦手だといわれていて、柑橘系の匂いと似ているミントなどの揮発性の香りのハーブも不快に感じるとされています。
ハーブは比較的丈夫な品種が多く、植えておくだけで手間のかからない特徴があるため、ねこよけとして利用している方が多いのです。
ハーブといっても種類が多く、すべてのハーブに効果があるわけではありません。
今回は特に効果があるといわれている4種類のハーブの特徴と効果を紹介します。
ミント
ミントは多年草のシソ科の植物です。
別名「ハッカ」としても知られているもっともポピュラーなハーブで、その種類は多く200種を超えるといわれています。
人間にはリラックス効果があり、ハーブティーでも楽しまれているほか、蚊よけ効果があるものもあります。
比較的暑さにも寒さにも強く、半日陰で風通しの良い場所が生育には理想的です。
タンジー
タンジーはハーブの中でも香りの強い部類に入ります。
夏にも冬にも強く、とても育てやすいハーブです。
防虫効果があるため、それを目的として育てる人も多くいるそうです。
ルー(ヘンルーダ―)
ねこよけとして有名なハーブで、ミカン科の常緑多年草です。
ホームセンターなどで「ネヨコラズ」という名前で販売されています。
ねこよけのほか虫除けとしても利用されています。
ローズマリー
とても香りが強いミントで、ねこが嫌がることでも知られています。
柑橘系とは違う独特の香りがします。
生命力が強く、育てやすいハーブです。
ローズマリーが最強のねこよけハーブだと考えられる理由
数あるハーブのなかで、ローズマリーがねこよけに最適なハーブである理由を解説します。
ローズマリーの特性
一般的にハーブは生命力の強い品種が多いのですが、日本の四季、とくに高温多湿の気夏の気候に適さないハーブもあります。
ローズマリーは日本の風土にもなじむ強いハーブで、四季を通じて問題なく生育します。
ローズマリーの防虫効果
ミントは比較的虫がつきにくいといわれていますが、ミントを好む害虫もいます。
虫のほかにはナメクジの発生事例が多いと聞きます。
その点、ローズマリーはナメクジや害虫被害が少ないといわれています。
ローズマリーを育てる場合の注意点
ローズマリーは常緑性で、日陰や日向など植える場所を選ばないため、初心者でも育てやすいハーブです。
地植えでもいいし、玄関前のスペースなど、狭い場所のねこよけには鉢植えが便利です。
ローズマリーは乾燥に強く、駐車場やカーポートの下でも育ちます。
湿気に弱いため、水やりをする時は注意する必要があります。
まとめ
ローズマリーが最強であるという解説をしましたが、ねこによっては嫌がるハーブの種類が違うともいわれています。
そのため、いくつかの種類のハーブを組み合わせて設置するといいのかもしれません。
ただし、どれも植物だけに過度な期待は禁物です。
効果があればラッキー程度の気持ちで植えてみてはいかがでしょうか。
もしも、野良猫が寄りつかず、ハーブも楽しめるとしたら一石二鳥です。
ローズマリーに関わらず、ねこよけのポイントは根気よく使い続けることがポイントです。
野良猫の糞尿で困っている方は一度試してみてくださいね。