犬の塩分摂取量に気をつけなければならない理由を解説

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ペットフード

人間の成人病の原因の多くは塩分の摂りすぎですが、これは犬でも同じです。

犬は人間のように汗をかくことがなく、発汗によって塩分(ナトリウム)を失うことがほとんどないので、塩分の摂りすぎは人間以上に健康によくないとされています。

水分とナトリウムの関係

人間も犬も、体重の約60パーセントは水分が占めています。

身体を構成する細胞ひとつひとつや血液の成分も、そのほとんどは水でできています。

したがって、身体の機能が正常に働くためには、体内の水分の電解質のバランスが一定に保たれていなければなりません。

この電解質のひとつが塩分(ナトリウム)なのです。

体内の塩分は、多すぎても少なすぎても、健康問題を引き起こす可能性があります。

塩分不足になったら犬はどうなるか

犬が塩分不足になったときの行動

体内の塩分が不足すると、犬は本能的に不足しているナトリウムを摂取する行動をとります。

散歩に出たときに土をなめたり、人間の手や腕、わずかに発汗する自分の肉球をしきりとなめようとします。

さらに塩分不足がすすんだ兆候

塩分不足が少しすすんだ場合は、口の中や目が乾いてくることがあります。

愛犬が飼い主さんの手をなめたときに、いつものように唾液が付着せず乾燥しているような場合は、注意して様子を観察しましょう。

また、塩分が不足しているとオシッコの色が濃くなる傾向があります。

さらに状態が悪化すると、食欲不振や筋肉痛が起こり、下痢や嘔吐の症状からさらに急激に塩分を失うことがあるため、たいへん危険です。

この段階になると、腎臓の機能も悪くなっていることが多いです。

塩分過多になったら犬はどうなるか

過剰なナトリウムの摂取で一番心配になるのは心臓病です。

塩分を多く取りすぎると、それを薄めようとする働きから水をたくさん飲むことになります。

すると体内の水分量が増えるため、血液の量も多くなるという現象が起きます。

その結果、増加した血液を身体に循環させるために、心臓にかかる負担が大きくなってしまうことになるのです。

塩分の過剰摂取は、心臓病のほか、高血圧、腎臓障害を高確率で引き起こす原因になることもわかっています。

適量の塩分をどのように補給したらいいのか

摂取塩分の目安

1日あたりの理想の摂取量の目安は体重(kg)×50(mg)で計算します。

体重10kgの中型犬の場合は、10(kg)×50(mg)で1日あたり約500mgになります。それ以上の塩分摂取は塩分過多となるので注意してくださいね。

普段の食事に塩分を加えるべきかどうか

良質のドッグフードには適正量のナトリウムが含まれているので、それにさらに加える必要はありません。

手作りで食事を与えている場合は、適当な量が入っているかどうかをチェックしましょう。

ナトリウムは食塩として加えなくても、野菜や肉にも含まれているので、摂取量の計算の際には忘れないように気をつけてください。

気をつけるべきはオヤツ

オヤツは食事と違って、毎日たくさん与えるものではありません。

少量与えるだけのものなので、それほど神経質になる必要はないのですが、だからといって制限なしというのでは困ります。

商品のパッケージを確認して、あまりに塩分量が多いオヤツは避けたほうがいいでしょう。

そのほか、愛犬が喜ぶからといって、人間の食べ物をおやつとしてあげてしまうのは厳禁です。

まとめ

塩分(ナトリウム)は、愛犬の健康を維持するために必要な成分です。

不足しても多すぎても病気を引き起こす原因になりますが、当然ながら、普段の食生活においてはオヤツなどの摂取過多に注意すべきでしょう。

ドッグフードだけを与えている場合は、気にする必要はほとんどありません。

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