スコティッシュフォールドの特徴とかかりやすい病気を解説

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犬とねこ

純血種の中でも人気が高く、アメリカンショートヘアに次いで日本国内で2番目に飼育数が多いのがスコティッシュフォールドです。

なんといっても特徴的なのはその折れた耳で、愛らしさは群を抜いています。

長毛と短毛のタイプがあり、一般的には短毛の子が多いでしょう。

毛色と柄の組み合わせが豊富なのも、スコティッシュの魅力のひとつです。

スコティッシュフォールドの歴史

スコティッシュフォールドのふるさとはスコットランドです。

1960年代初頭に発見された折れ耳の白猫スージーから歴史は始まりました。

その愛らしさに魅せられてブリーディングを繰り返し、誕生したのがスコティッシュフォールドというわけです。

ところが繁殖を繰り返すうちに、骨格や関節、聴力などにも異常が認められる個体が続発したことから、イギリスでは繁殖中止になりました。

その後、アメリカでブリーディングを続けられることとなったスコティッシュフォールドですが、残念ながら現在でも遺伝性疾患を抱えている個体は少なくありません。

スコティッシュフォールドの性格

スコティッシュフォールドはおとなしい性格のねこです。

運動量もそれほど必要ではなく、家庭的で子どもとの相性もいいようです。

環境の変化にも強く、家族といっしょにいたがるという声も多数聞かれます。

スコティッシュフォールドがかかりやすい病気

スコティッシュフォールドにはいくつかの特定の遺伝性疾患が認められます。

骨軟骨異形成症

スコティッシュがかかる代表的な遺伝性疾患です。

スコティッシュの特徴である折れ耳は、耳の軟骨が突然変異によって硬くなったものですが、骨軟骨異形成症によって耳だけでなくクッションとして関節を保護する軟骨までが骨のように硬くなってしまいます。

すると、四肢の関節、とくに足首が動かなくなったり、痛みが生じる症状がみられ、痛みの程度によっては歩行が困難になります。

折れ耳のスコティッシュはほぼ100%骨軟骨異形成症になります。

とくに折れ耳同士で交配してできた子に症状が強く現れる傾向があります。

現時点では、発症を防ぐことも、見つかった場合に進行を遅らせることもできません。

病気を早期発見し、発症したら激しい運動を避け、室内の段差をなるべく減らすなどのケアをしながら体の負担を減らしましょう。

肥大型心筋症

肥大型心筋症は目に見える症状が現れにくく、症状が出るころはかなり進行しているケースがほとんどです。

前兆として食欲低下や呼吸が荒くなるなどの症状があり、後肢の麻痺やショック状態による失神などから突然死するケースも少なくありません。

発症の原因がわからず、未然に発症を防ぐことが難しい病気です。

主な治療法は血管拡張剤や強心剤などの内科療法になります。

尿路結石症

アメリカンショートヘアやスコティッシュフォールドなどの猫種は尿路結石を発症しやすいといわれています。

尿路結石ができると、血尿や排尿障害、排尿痛など、さまざまな症状が現れます。

尿路結石が詰まって尿道が完全に塞がれてしまう尿道閉塞を発症すると、急性腎不全や尿毒症を引き起こします。

体の小さいねこは、おしっこが出ない状態が1日以上続くと命にかかわります。

排尿時の異常に気づいたらすぐに動物病院を受診しましょう。

小さな結石は薬剤で溶かしますが、シュウ酸カルシウム結石の場合は薬剤で溶けないため、手術をおこなう場合もあります。

外耳炎

耳垢の腐敗臭が強くなったり、ねこが頭を振るといった素振りは外耳炎が原因かもしれません。

耳の病気は普段のケアが重要です。

ねこちゃんの耳は繊細なので、毎日のように耳掃除をおこなうのではなく、10日に1回程度のペースで耳掃除をおこなうようにしましょう。

まとめ

骨軟骨異形成症になることを避けるため、あえて折れ耳ではないスコティッシュを選ぶ飼い主さんもいますが、完全にリスクがなくなるわけではありません。

海外にはスコティッシュの登録を認めていない血統登録団体があります。

2016年にスコティッシュフォールドの骨軟骨異形成症の原因遺伝子が特定されました。

今後研究がすすんで遺伝性疾患を克服できる日が来るのを祈るばかりです。

 

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