公的な健康保険の制度がないペットの治療費は全額自己負担です。
でもペット保険を利用すればお金の心配なくペットを動物病院に預けることができます。
社会問題化するペットの高齢化問題
ペットの高齢化がすすみ、医療費の家計への負荷が問題になっています。
高齢になるほど医療費は上がり、12歳の犬猫では年間の平均医療費は116,431円もかかるというデータがあります。
こうした高額な医療費を軽減するために不可欠なのがペット保険なのですが、これまで日本で発売されているペット保険は、いずれも新規加入時の年齢に上限があり、本当に必要なシニア期に、保険に加入できないという不満がありました。
経済的な負担を理由に飼育放棄等につながるケースもあり、社会全体として高齢の動物をサポートしていく必要性が高まっています。
アニコム損保の取り組み
アニコム損保は、飼い主さんたちのシニアペットに対する保険適用要望を背景に、お手頃な保険料で新規加入できる8歳以上のシニア専用のペット保険「どうぶつ健保しにあ」の販売を開始しました。
「どうぶつ健保しにあ」の特徴
この保険には以下のような特徴があります。
①8歳以上の犬猫が新規加入可能(年齢上限なし)。
②入院と手術の医療費が補償され、保険料は月々1,010円からと、大変お手頃。
③動物病院の窓口で保険金の精算が可能。
ふたつのプランが用意されている
「どうぶつ健保しにあ」は8歳以上の犬猫専用のペット保険です。
年齢の上限なく加入することができ、入院と手術にかかる費用の一部(70%プラン、50%プラン)が補償され、アニコム損保の対応病院で利用できます。
費用は後日精算ではなく、保険証を提示すれば窓口精算できるというのも、大きなメリットです。
LINEで獣医師に相談できるサービスも
「どうぶつ健保しにあ」に加入すると、高齢のペットとの暮らしの中でうまれる様々な不安を気軽にLINEで獣医師さんに相談できる「どうぶつホットライン」というサービスが無料で利用できます。
注意点がふたつある
「どうぶつ健保しにあ」が対象にしているのは入院と手術のみで、通院の補償はついていません。
その分、従来型の保険商品よりお手頃な保険料となっており、月々1,010円から加入することができるのですが、通院オプションをつけられるかどうかについては確認しておくきでしょう。
また、補償対象になるのは「どうぶつ健保」対応の動物病院のみになっています。
行きつけの病院が対象になっているかどうか、確認してから加入しましょう。
まとめ
保険商品を選ぶのは本当に難しいですね。
今回紹介した「どうぶつ健保しにあ」はシニアペットが新規保険契約できるという画期的な商品ですが、8歳以降の新規契約はできなくても、それ以前に契約していれば8歳以降も保険金は据え置きで補償が受けられるという保険商品もあります。
それぞれ一長一短あると思いますが、ご自身のペットの特性も考えたうえでの検討が必要です。
保険商品の一括請求ができるサービスを活用して、どのサービスが一番ふさわしいのか、随時チェックしておきたいですね。