シャーペイの特徴とかかりやすい病気を解説

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犬とねこ

シャーペイはしわくちゃの容姿が特徴的なユニークな犬種です。

希少犬種でもあり、ペットショップで見ることはまずありません。

今回は古い歴史があり古代犬の一種ともいわれているシャーペイを解説します。

シャーペイの歴史

シャーペイは中国南部の広東省原産の犬種で、紀元前200年には誕生していたとされる歴史の古い犬種です。

起源が同じと考えられているチャウ・チャウ同様、古くから食用肉や番犬、闘犬として飼育されてきました。

「シャー・ペイ(中国語で沙皮)」には、砂のようなざらざらした皮という意味があります。

1949年代に入って共産党政権から犬の飼育は贅沢とされ、多くの犬が殺処分されました。

中国本土から逃れ、香港で飼育されていたシャーペイがアメリカに渡り、繁殖されたのが現在の犬種のルーツです。

アメリカに渡ったシャーペイはわずか60頭程度でした。

遺伝性疾患の改善や闘犬の気質を抑えることを目的にほかの犬種と交配し、小柄で穏やかな性格に改良されました。

シャーペイの性格

頑固で自尊心が高く、非常に落ち着いています。

しつけがしにくい傾向があるので、飼い主さんがリーダーシップを取ることが重要です。

比較的無駄吠えが多いといわれています。

家族以外の人や犬に対して警戒心が強く、攻撃的になることもあります。

トラブルを避けるためにも、子犬の時から社会性を身に着けさせましょう。

シャーペイに非常に多い病気

繁殖のために近親交配されたことから、遺伝的疾患が多いのが特徴です。

とくに眼病と皮膚疾患が多い傾向にあります。

チェリーアイ

犬には目の上下にある2つの瞼のほかに、目頭の内側に「第三眼瞼(瞬膜)」という第3の瞼があります。

この第三眼瞼が赤く腫れた状態がさくらんぼ(チェリー)のように見えることから、チェリーアイと呼ばれています。

腫れあがった第三眼瞼が目を直接刺激し、不快感で目をこすって結膜炎や角膜炎を併発します。

点眼薬や内服薬の投与により、飛び出した第三眼瞼腺の炎症を軽減させる治療が中心ですが、再発をくり返す場合や完治しない場合には外科手術によって整復します。

眼瞼内反症

一般的に先天的に発生することが多いといわれています。

瞼が内側にめくれている状態を眼瞼内反症といい角膜や結膜を刺激して炎症を起こします。

この状態を繰り返したり長期間継続することにより、角膜が白く濁ったり視力が低下する可能性があります。

根本治療は外科手術による瞼の矯正ですが、軽度の場合は角膜や結膜を刺激しているまつ毛の抜毛や点眼による内科的治療で症状が改善することもあります。

皮膚炎

シャーペイは皮膚疾患の多い犬種で、日本の高温多湿の気候が苦手です。

日頃からブラッシングを丁寧におこない、異常を早めに見つけてあげましょう。

アトピー性皮膚炎は、ダニや花粉など環境中のアレルゲンが原因となり、1~3歳の若齢犬が発症しやすい傾向があります。

アレルギー性皮膚炎は、ノミやハウスダスト、フードのアレルゲンによって引き起こされます。

いずれの皮膚炎も激しい痒みを伴い、しきりに体を舐める、噛む、かくなどの行動が見られます。

放置しておくと、膿皮症や脂漏性皮膚炎など二次性の皮膚炎を引き起こします。

普段のお手入れの際に皮膚の状態をチェックするようにしましょう。

軟口蓋過長

上あごの奥の部分にある軟口蓋が普通より長く、気道をふさいで息がしにくくなる病気です。

原因が肥満である場合も多く、減量プログラムで経過を観察するケースもありますが、根本治療としては、外科的に軟口蓋を切除する方法を選択します。

家族性シャーペイ熱

シャーペイ独特の遺伝性疾患です。

発熱や関節の腫れ、倦怠感、嘔吐や下痢、貧血、胸痛、不整脈、呼吸困難などの複数の症状が見られます。

生後18ヵ月以前に発症することが多く原因は不明です。

治療法は確立していません。

命の危険がある「アミロイドーシス」という病気を引き起こすリスクがあるので注意が必要です。

まとめ

シワに汚れが溜まりやすく体臭や疾患の原因にもなるので、週に1回程度タオルで体を拭いてあげましょう。

ドックフードは大豆が含まれていないものを選んでください。

シャーペイは大豆を分解する酵素の力が弱いので、大豆製品を食べさせると消化不良を引き起こしてしまうのです。

また、暑さに弱いので室内飼育が適しています。

シャーペイは日本国内では希少犬種であると同時に、飼育初心者には不向きな犬種です。

もともと闘犬として繁殖されたため、その性質を濃く残している子もいます。

突発的に攻撃することもあるので、子どもがいる家庭や多頭飼いには注意が必要です。

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