シャムの特徴とかかりやすい病気を解説

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犬とねこ

シャムはタイの王族や上流階級で飼育されてきた歴史の古い猫種です。

日本ではシャムと呼ばれることが多いのですが、海外では「サイアミーズ」と呼ばれています。

すっきりとスレンダーな体型にすらりと長い脚をしているので華奢に見えますが、筋肉が発達し動きは敏捷です。

シャムの歴史

正確な起源は不明ですが、500年以上前からタイの王室や富裕層、寺院といった身分の高い人々に飼育されてきました。

1871年にロンドンで開かれた世界初のキャットショーに2頭のシャムが登場して、注目を集めました。

その後、タイの王族からバンコクのイギリス総領事に2頭のシャムが送られ、アメリカ大統領夫人に「シャム」という名前のメスが贈られたことによって、世界に広がりました。

シャムの性格

とても賢いですが、気難しい性格です。

飼い主さんには忠実で愛情深く、コミュニケーションをとることや遊ぶことが大好きなねこです。

長時間の留守番は苦手で、よく鳴くことでも知られています。

社交的な性格ですが、飼い主さんへの独占欲が強く嫉妬深い面があるので、できれば単独飼育が好ましいと思われます。

シャムに非常に多い病気

シャムは比較的遺伝性疾患の多い猫種です。

なかでも特徴的に目の疾患が多いといわれています。

慢性腎臓病

腎臓の機能が長期間にわたってゆるやかに低下し続ける病気です。

多飲多尿の症状が見られたら要注意です。

病状が進行すると老廃物や有害物質を排泄できなくなり、やがて致死的な尿毒症を起こします。

とくに高齢のねこに多く見られる病気ですが、シャムは遺伝的な要因による好発猫種で、発症率はほかの猫種の2倍ともいわれています。

代表的な症状として体重の減少、食欲不振ですが、初期の変化は緩やかでなかなか気づきにくいものです。

知らないうちに病状が進行していることが多いので、定期的な健康診断の受診をおススメします。

一度壊れた腎臓は元に戻ることはありませんが、早期発見により投薬と食事療法で進行をおさえることができます。

 眼球振盪(がんきゅうしんとう)

サファイアブルーの美しい眼をもつシャムですが、自分の意思とは無関係に眼球が細かく揺れる「眼球振盪」の発症例を散見します。

遺伝性のもので治療方法もありませんが、生活していくうえでは大きな問題はありません。

まれに神経や筋肉の病気から発症するケースもあるので、症状に気がついたら一度病院で受診しておくと安心です。

角膜黒色壊死症

角膜の中央部分に、黒いカサブタのようなものができて角膜が壊死してしまう遺伝性の病気です。

片目に発症することが多く、進行すると痛みがあらわれ、最悪の場合は視力を失います。

症状が軽ければ点眼薬で進行を止めますが、進行した場合は外科手術が必要になります。

そのほか、治療にはワクチンが有効とされているので、発症した際には獣医さんに相談してみることをおススメします。

進行性網膜萎縮症

シャムに多発する遺伝性疾患で、失明につながる恐れのある病気です。

4〜5歳ごろから発症し、夜間の視力が低下し始めます。

動物病院の遺伝子検査で発症の有無を診断できますが、有効な治療法は確立されていません。

発症したねこは繁殖させないことが大切です。

まとめ

シャムは運動量の多い猫種なので、日常的に思いきり体を動かせる環境が必要です。

室内になるべく広いスペースを確保し、キャットタワーを設置するなど、たくさん動ける工夫をしてください。

南国生まれのシャムは寒がりの子が多いので、冬場の温度管理には注意してくださいね。

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