シンガプーラの特徴とかかりやすい病気を解説

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犬とねこ

シンガプーラは現存する純血種のねことしては世界一小さいとされています。

大きな瞳と大きな耳、ティックド・タビーという独特のビロードのようなたいへん美しい被毛をもつねこです。

小さくても体型は筋肉質で野性味があり、見た目よりも重量があるように感じられます。

シンガプーラの歴史

1970年代に仕事でシンガポールを訪れていたアメリカ人の夫妻が現地のねこを帰国の際に連れ帰って繁殖させ、1980年にアメリカで公認猫種として認定されました。

当初は「シンガポールの下水溝で暮らしているねこ」という不名誉なキャッチフレーズがつき、現地で発見された土着のねことされていましたが、バーミーズやアビシニアンが交雑した可能性も指摘されていて、そのルーツについては、決着はついていません。

シンガプーラの性格

シンガプーラは活発で運動好き、高い所にも気軽に上ります。

ほとんど鳴くことがなく甘えん坊です。

好奇心が強く、飼い主さんの愛情を独占したいという欲求が強いので、複数飼いには向かないかもしれません。

また、人の話すことが理解できるといわれるくらい、とても賢いねこです。

シンガプーラに非常に多い病気

ピルビン酸キナーゼ欠損症

血液中のピルビン酸キナーゼという酵素が足りなくなり、赤血球が破壊されて貧血が起こる遺伝性の疾患です。

シンガプーラは好発猫種のひとつで、だいたい生後2〜3か月齢以降から慢性的な貧血が現れるようになります。

口の粘膜や舌が白くなる貧血症状や、荒い呼吸や脈、赤茶色の尿(ヘモグロビン尿)をするといった症状が現れます。

残念ながら予防法はありません。

症状が軽度な場合は安静をとりつつ酸素化や輸血などを検討し、重度の場合は手術で脾臓を摘出します。

重症度はさまざまで、治療の必要がないほど軽症のこともあれば、短命に終わってしまう場合もあります。

肥大型心筋症

心臓の筋肉が厚くなりすぎて体に充分な血液を送り出せなくなる病気で、遺伝性の素因が関連すると考えられています。

初期にはほとんど症状は認められません。

病気の進行に伴って徐々に活動の低下や疲れやすくなるなどの症状が出始め、心不全に進行すると呼吸や食欲に異常を認め、特徴的な症状としては咳をすることがあります。

血栓が血管に詰まって後ろ足の麻痺が起こったり、突然死する危険性もある病気です。

肥大型心筋症を治癒させる方法は今日の医療には存在しません。

治療は投薬による内科的な対症療法が中心になります。

慢性腎臓病

腎臓の機能が長期間にわたってゆるやかに低下し続ける病気で、高齢のねこに多く見られます。

代表的な症状として体重の減少や食欲不振がありますが、初期の変化は緩やかでなかなか気づきにくいものです。

多飲多尿の症状が見られたら要注意です。

病状が進行すると老廃物や有害物質を排泄できなくなり、やがて致死的な尿毒症を起こします。

知らないうちに病状が進行していることが多いので、定期的な健康診断の受診をおススメします。

一度壊れた腎臓は元に戻ることはありませんが、早期発見により投薬と食事療法で進行をおさえることができます。

尿石症

腎臓から尿管、膀胱、尿道の中に結石ができる病気で、結石は膀胱や尿道を傷つけ、尿道に詰まることがあります。

食事の内容とともに、元来ねこがあまり水を飲まずに濃度の濃いオシッコをすることが原因のひとつで、ねこ自身の体質の影響も大きいです。

尿道に結石が詰まると尿が出なくなる尿道閉塞が起こり、命に関わる危険な状態を呈します。

結石の種類や大きさによって対応は異なりますが、食事療法から摘出手術までさまざまです。

再発しやすい病気なので予防が大切です。

食事の内容の見直しや、ねこがオシッコを我慢することがないようにトイレ環境の整備も考えましょう。

まとめ

シンガプーラはフレンドリーな性格なので初めてねこを飼う人にも向いています。

甘えん坊なので、一緒にいる時間を積極的に作ってあげられる人がいいでしょう。

高いところに登って遊ぶことが好きなので、キャットタワーや専用の棚を用意して、充分に動ける環境を用意してあげましょう。

好奇心が強く、水を怖がらない子も多いので、水のたまった浴槽やトイレのふたはきちんと閉めておきましょう。

南国出身なので寒さには要注意です。

室内飼いを基本とし、冬は室温を高めにして暖かく過ごさせてあげましょう。

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