チベタンスパニエルの特徴とかかりやすい病気を解説

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犬とねこ

チベタンスパニエルは「プレイヤー・スパニエル(祈祷のための犬)」とも呼ばれ、数百年もの間、チベットの僧院で大切に飼育され、歴代のダライ・ラマにも寵愛されてきました。

スパニエルという名前が付いていますが、猟犬の性質はありません。

飾り毛が豊富で、羽毛のようなふさふさとした尾が特徴の愛くるしい犬種です。

チベタンスパニエルの歴史

チベットを原産のチベタンスパニエルは、一説によれば紀元前1000年以上前にはすでに存在していたと推定されている大変古い犬種です。

チベタンスパニエルはチベット仏教との歴史的な関連が確認されています。

外見が仏の化身である獅子に似ていることから、所有者に福をもたらし魔よけとなるとして門外不出の犬とされ、ほかの犬種との交雑が起きることなく純粋に血統が守られてきました。

ときに、チベット国内の高貴な人や外国の要人への贈り物に使われてきました。

1898年、チベタンスパニエルはイギリスを経由してヨーロッパに紹介されました。

チベタンスパニエルの性格

家族に対しては愛情深く忠実ですが、自立心が強く頑固でプライドが高い面があります。

性格は明るく活発ですが、知らない人や犬にはしばしば警戒心を見せます。

マイペースで叱られてもへこたれないので、しつけにはやや苦労するかもしれません。

チベタンスパニエルに非常に多い病気

チベタンスパニエルは比較的遺伝性疾患が少ないとされていますが、小型犬種特有のケガには注意しましょう。

前腕が細く弓形に湾曲しているため、高いところから飛び降りると、屈曲部分に体重が強くかって骨折など思わぬ大きなけがをする場合があります。

軟口蓋過長

軟口蓋過長は短頭種に多い呼吸器疾患です。

上あごの奥の部分にある軟口蓋が普通より長く、気道をふさいで息がしにくくなる病気です。

肥満が原因である場合が多いので、減量プログラムで経過を観察するケースもありますが、根本治療としては、外科的に軟口蓋を切除する方法を選択します。

膝蓋骨脱臼

後脚の膝の骨が、大腿骨のくぼみから外れる(脱臼する)症状で、小型犬種によく見られます。

オスよりもメスの発症例が多く、膝関節周辺の筋肉や靭帯の先天的異常が原因で発生するといわれています。

軽症の場合は飼い主さんが気づかないことも多く、小さな脱臼を繰り返して関節炎を発症したり、悪化すると骨が変形してしまう場合があります。

スキップするような動きや、足を引きずる、遊んでいて急に鳴いて痛がるなどの症状を見つけたら、すぐに獣医さんに相談して治療を開始しましょう。

肥大性心筋症

心臓の筋肉が厚くなり、体に充分な血液を送り出せなくなる病気で、遺伝性の素因が関連すると考えられています。

初期にはほとんど症状は認められません。

病気の進行に伴って徐々に活動の低下や疲れやすくなるなどの症状が出始め、心不全に進行すると呼吸や食欲に異常を認め、特徴的な症状としては咳をすることがあります。

血栓が血管に詰まって後ろ足の麻痺が起こったり、突然死する危険性もある病気です。

肥大型心筋症を治癒させる方法は今日の医療には存在しません。

治療は投薬による内科的な対症療法が中心になります。

まとめ

チベタンスパニエルは小型犬なので運動量はそれほど必要ではありませんが、活発な犬なので、ストレスをためないように注意してください。

毎日、朝夕の軽い散歩に加えて、一緒に遊ぶ時間をつくってあげましょう。

室内でのおもちゃ遊びやゲームも喜びます。

チベタンスパニエルは警戒心が強く、やや気難しい犬種です。

見知らぬ人や犬と仲よくできるようにするため、子犬の頃からたくさんの人や犬と触れ合わせて慣れささえるといいでしょう。

吠えグセがつかないように、根気よくトレーニングをおこなうことが重要です。

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